河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-767

2022年02月27日 | Weblog


成功は回数です

この頃は「一人起業」「副業でスタート」などのプチ起業論が広がった。
一種の「起業」ブーム再燃である。
「副業」での起業希望者はサラリーマンの70%に達する、との調査報告もある。

社会的にも会社全盛時代の限界が常識となった。
そのせいか経済的自己防衛と定年後の生き方を探している人も多い。
そんなわけでこのブログの読者も増え喜んではいるが、一方で稼げる人とそうでない人の二極化は終始ついて回る課題である。

この24年間、身の丈での起業相談や講義の中で見えてきたヒントは次の3点である。

1.事業分野の選択
2.何を売るか、どう売るか
3.試し続けるたくましさ(自己成長)

それぞれについて述べてみよう。

1.事業分野の選択

目のつけどころがシャープでしょう、はひと昔前のシャープのテレビCMだが、どんな事業を行うかを看ぬく大切さは今も昔も変わらない。
多少利益率や効率が低くても、自分に合った仕事には冴えが出る。

また社会と顧客の心理は常に変化しているから、常日頃からそれらの変化を観察しておくことは必須事項だ。
つまり安心はしていられない。
つまり安心しているのはどこかおかしい。


2.何を売るか、どう売るか

私は〇〇をやっています、私は〇〇が得意です、は良いことだがそれだけでは十分に喰えない。
Webが作れます、デザインが得意です、にプラスして顧客の利益向上に貢献できなければ、ただの業者。
安い単価に引っ張られる。
売上向上と問題解決にどれだけ貢献できるのか。
このポイントを外してはならない。

どう売るかの研究も大切だ。
営業なくして経営なし。
マーケティングとは何か。
新人は知らなくても構わない。
それらを学ぶ環境は幾らでもあるので、体得するまで頑張ればよい。
一方、頭でっかちは会議以外に通用しない。


3.試し続けるたくましさ(自己成長)

つまり何かを売り続け、利益を出すには相応の努力が必要である。
Web制作のプロも、デザイナーも経営とマーケティング全体が分からなければ十分には稼げない。
非営利団体にはマネジメントが特に必要だ、と言ったのはドラッカーである。
経営とマーケティングの本なら溢れるほど有るのだから買って読めばよいのだ。
自分に合う良書が見つかるまで片っ端から読むのがコツである。

情報洪水の中から自分なりの良書を選ぶ
精読して深く理解を試みる
それでも疑問は湧くはずだから関連書をさらに読む

それを実践で試してみる
実践と机上の論は違うから、その溝を埋める努力をする
それでも現実社会は複雑だから、あれこれ試してみる事

この”あれこれ試してみる事”の行為こそがあなたのオリジナルである。
あなただけの、あなたの血肉となる大切な要素である。
何もわからない状態から課題解決に至るには、気の遠くなるような”努力の繰り返し”が必要になるのだ。

それは同時に”自己成長”というかけがえのない果実を実らせる。
苦労して、つまづきながら汗を拭きふき山に登り、頂上から絶景を眺めたときの状態と同じである。

つまり課題にまみれて暮らしていることが成功への近道である。
これらのプロセスをひと言でいえば「成功は回数です」。

結果、人様の役に立つ人間になればそれこそ成功である。

コメント
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