河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

あすの飯は何で食うのか-2

2010年04月16日 | Weblog
工場や会社の誘致など外的要因で喰える時代は終わったのだから、
それは地域の個人や数人のチームが活躍する時代である。

大企業、中小企業も当然残るが、伸び目はこちらにある。
またSOHOは大企業とコラボレーションする事も可能である。

これがソフト化した、表現を変えれば高度成熟した社会の要請で、
いくら口だけで景気回復を唱えても何も変わらない。

分かりやすい例を出せば、地方の個人商店はうまくやれば復活するだろう。
オリジナル商品をインターネットで売る事によって。

地方は観光要素もあるから、まちごとPRして外貨獲得する事だって可能である。
自然の食材があればうまく加工して東京地域の大マーケットに売る事が出来る。

そういう視点でいえば三鷹は資源的にミゼラブルな地域である。
これと言った特産物も資源もない。
そこでこれらをつくりだすしかない、という中で育ててきたのがSOHO集積事業だった。
人しかいないのである。

だから必然的にソフト化産業を伸ばすしかない。
あるいは既存のものに付加価値をつけて売るしか儲けが出ない。
そこで工夫を重ねるしかなかった。
これが実情である。

そうした中で三鷹を視察に来た人たちは、
「SOHO集積は三鷹だからできたのだ」
と言って帰る。

それは
「条件がそろっていないから自分たちはやりたくない」
と言っているに等しい。

思えばチャレンジする人はすべて都会に出してしまった。
そのツケが数十年を経て地元を直撃しているのである。
コメント (2)
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