河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
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実行へのヒント-151

2007年08月31日 | Weblog
数字で見る生涯現役。

30才、40才と区切りのいい数字に10年先のことを想定するのは面白い。
当たらない場合が多いが、はずれ具合を測る楽しみがある。

サラリーマンには昔から「50才症候群」というのがあって、定年まであと10年だと思うと何か気が落ち着かなくなるらしい。

落ち着いて考えれば、どんなに出世しても定年は来るのだからあわてなくても、と思うが、終始他人との比較が好きな日本人は”どうしよう”と人知れず思い悩むらしいのだ。

「思った通りやればいいじゃないか」とアドバイスする時もあるが、あまり本気で聞いてないようだ。50才からネクストステージを考えておいたほうがいいけれど、実際には60才の定年3年未満にらないと実感がないらしい。

団塊の世代がリタイアの時期を迎える。
かくしてシニア世代はどうなるのかと騒がれるが、実際には何も変わらないのではないか。
実は定年後といわれる世代でも、日本は働き続ける人が多い。

2005年の国勢調査では、国内65~69才の男性の場合50.2%が働いているか働く意志を持っている。フランスが1.2%、ドイツ2.2%、イタリア3.4%、アメリカ14.2%で(国際労働機関の調べによる)これらの諸国と比べても日本はダントツに勤労意欲が高い。

海外の人はもう働きたくない、ウンザリだと思う。
彼らにとって労働は苦役だ。

一方、日本人にとって働くことは”善”である。
自分から働くのなら”楽しさ”もついてくる。
生涯現役、という言葉は日本ではイキイキとして受け取られる。

麗しい文化である。
コメント
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