河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
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経営のヒント、生き方のヒント-9

2005年12月23日 | Weblog
NEW 武士道

私より若い30歳代の連中と話しをしていると、「新しい価値観」に基いて既に行動していることに度々驚かされる。社会に対する現実的な批判や、具体的な行動指針を述べることも多い。年々増えているのでこれが次世代の新しい生き方の手本になるのでは、とも考えられる。

それは収入を勘案しながらも、身近なところで社会に貢献しようというスタイルだが、少し前の世代には理解できないらしい。
つまり、自分の有利になることだけをやる、という受験戦争、出世競争で腕を磨いてきた連中にはわからない。大きなことにしか価値がない、と考える連中にもわからない。

さて、我々の業務形態はSOHOと呼ばれるが、この単語も今までの「ワークスタイルのひとつ」という範疇を越えて、「生き方」の提言になりつつある。それは個人で決断し、個人で動くことが出来るスタイルだが、会社人間には理解できないらしい。
「どうせ大したことないんでしょ」
で終わるが、近未来はどうもそうではない。

来年からSOHOがさらに進化するのではないか。
私はそう読む。
例えば個人の自由なワークスタイルに加え、社会的な役割を兼ねる生き方がひとつ、ふたつ、と出る。加えて集まるべきときに集まり、個で動く方が有利な場合は個人に戻る。

このスイッチのON,OFFの上手な連中が台頭してくる。要するに力のある連中だが、彼らがチームを組んで動けば「新型中小企業」であり、個人で動けば高収入の個人事業者である。そしてあるときは収入を度外視して「社会的仕事」を行う。広範囲のSOHOが自分の意思で連携することもありうる。

つまり彼らは精神的に満たされてはおらず、想像以上に「貪欲」なのだ。単なる豊かな時代のうつろで我侭な若者ではない。そうではなくてこれは新しい形の「武士道」ではないか、とも思ったりする。
コメント (1)
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