5月30日、真夏と思わせるような陽気の中で、板荷小学校において板荷小学校と板荷中学校の合同運動会が、盛大に開催されました。
板荷地区では昔からの伝統で小学校と中学校が合同で運動会を行っています。前年度から小中一貫教育のモデル校として取り組んでいる両校ですが、それ以前から協力して事業を実施しているのです。中学生、高学年の子が低学年の子の面倒をみるというのは、今に始まったことではなくずっと以前から実践しています。ちなみに今年の児童数は72人、生徒数は24人の100人に満たない人数です。何をやるにもそれぞれが協力して取り組んでいます。
さて運動会のほうは、オープニングセレモニーで星野校長先生、竹澤PTA会長、冨久田市議会議員より挨拶をいただきました。そのあと、小学校と中学校の代表が選手宣誓。ラジオ体操でいよいよ演技です。
最初は紅組・白組の応援合戦です。最近の4年間は紅組が連続して優勝しています。今年は白組のリベンジを期待しています。「ガンバレ!」
最初の競技は綱引きです。板荷小・中学校のルールは最初に小学生だけ綱引きをします。そのあとピストルの合図で中学生が「助太刀」するというスタイルです。
白組は低学年の児童も一生懸命綱を引っ張りましたが、健闘むなしく2連敗で紅組の勝ちとなりました。
板荷では小学校の先生方はオレンジ色のTシャツ、中学校はブルーのポロシャツで色分けしています。準備・競技の際の審判員・道具の片付けと大奮闘です。大奮闘なのは先生方もそうですが、多くの保護者の方々も、係やお子さんの撮影をお父さん、お母さんが交代でこなしながら、先生方と一緒になって運動会の運営に携わってくれています。
個人競技は中学校の男子とか小学生の1~4年までとかいうように、大きなまとまりの競技となっています。大きな学校では学年の男女別というような区分が多いと思いますが、人数が少ないという特色をいかして実行委員の生徒と先生が頭をひねって競技メニューを考えています。
次は小学1・2年生によるダンスの披露です。小学1年生は4月に入学したばかり。わずか2ケ月弱の練習時間で、こんなステキなダンスをお披露目できるのです。
とにかく今日はとても暑く、朝からテントの中でも30℃を超えていました。暑さに慣れていないので水分補給や体調の急変に注意するように何度もアナウンスした結果、無事に終了することができました。「仲間と創る青春!! みんなで歩む勝利への道!!」のスローガンも達成し、今年の運動会は白組が見事リベンジをはたし5年ぶりの優勝で幕を閉じました。