ブログ人 話の広場

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目の保養に

2009-05-04 20:18:00 | 日記・エッセイ・コラム

 連休の日曜日、かねてからお招きをいただいていたロータリーの大先輩のお宅にお邪魔してきました。高級住宅街の一角に古い民家があり、格子戸を開けて入るといった北海道では珍しい瓦屋根のお宅でした。 通された応接間にあるガラスケースには18世紀から20世紀までのアールヌーボーやアールデコ、そして北欧諸国の作品などが沢山並べられていました。

 日本間にどうぞ、と案内された畳敷きの部屋には長い襖絵や掛け軸絵、それに江戸時代の火縄銃など幾つかの当時の武器が飾ってあり、長い先代の方々からの所蔵品なのでしょう。大切に残されているようでした。ちょっとした博物館でした。今の時代だけではこれだけのものを集めることは出来ないでしょうから、先代の方々のご趣味の広さをうかがい知ることが出来ました。いろんな芸術家の名前が出ましたが、高名な方なのだろうと思いつつ、作品を眺め、実に目の保養をしてきました。

 きちんと整備された書庫、そして暖炉、隠し棚から流れてくる音楽、照明を暗くして瞑想でもしながら刻をすごす、何と贅沢なことでしょう。毎日がさついた中でこんな至福の時間を与えていただけるとは思いもよらないプレゼントでした。もう西の山はくれない色に染まりつつある夕暮れ、おいとましました。よい連休の始まりでした。

やさしいタイガー

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