今年のノーベル医学・生理学の受賞者が本庶 佑さんに決定しました。嬉しいことです。 先生の成果はオプジーポというがんの治療薬の開発を広めたことです。 既に投薬として活用されていると聞くが、この発表の後、多くのがんに悩む人々が自分も この薬を使って治療してほしいという要望が多数寄せされたようでした。
ぼくもがん患者のひとりなので、こうした希望を持たせてもらえる道があるのなら、ありが たいとおもうのは当然でしょうね。まさに藁をもすがりたいと願っている人は、光明に見える のは自然の姿だと思います。
しかし新聞での記事では、この薬はまだまだ限定的な患部しか効き目がないことや、 おもわぬ副作用が起ることもあるそうで、私たちが描く道には先のような感じがしました。 あせってはいけません。研究者は懸命に取り組んでいる姿を想像しています。
それでも本庶先生は、今世紀内にはがんの治療法が今までのような手術、抗がん剤投与、 そして放射線という3大治療の上に免疫療法が加わって行くだろうと話しておられました。 科学は日進月歩だといいます。ここは落ち着いて研究成果を待つ冷静さが必要ですが、 私はこの機会に政府は、もっと大胆に研究費を提供し、しっかり後継者を生み育てる環境を 整えることに腐心してもらいたいものです。
わたしたちは治療薬として期待すると共に、研究環境を作るために声を揚げて行きたいと しみじみ思いました。
やさしいタイガー
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