海外に住む上の娘と東京に住む下の娘から、母の日にちなんでカードとメッセージを贈ってきてくれました。「今年はカードでごめんなさい。そのうちにマカロンを送ります。日ごろありがとう」といったことを書いてありました。何にせよ、折りあるごとに交信してくるわが子にぼくたち親も嬉しいのです。
ぼくは母の生前、こんな気の利いたことをしたかどうか、とても己に恥ずかしく思っています。母の日に天に送られ葬儀をされた方のお手伝いをしてきましたが、ご家族の悲しみはもちろん、いっそう母への感謝を深くされたことだろうと想像しながら読経を聞いておりました。
昨今の世の中、親子の絆が切れ、親は子に、子は親に互いに気遣いしながら、次第に信頼を失って行く人が多くなって行く中で、母の存在は本当に大きいものなのです。子どもたちは離れて生活をしていても自分の責任を果たす心構えを親の手元に居なくても身につけていくものなのでしょう。側にいなくてもこころの中には母という存在は生きていてもこの世にいなくてもしっかり根付いているものだといまさらのように改めて感じます。
やさしいタイガー
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