ブログ人 話の広場

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母の想い出

2009-02-16 10:48:01 | 日記・エッセイ・コラム

 今日16日は、14年前に母が83歳の生涯を閉じた日です。といっても皆様にとっては特別の日ではないでしょう。1995年1月17日といえば思いだしてくださるかもしれません。そう「阪神淡路大震災」のあった日です。ちょうどその1ヵ月後に震災の影響を受けた母は逝きました。恐怖と不安と寒さ漂う院内の風邪が遠因でした。我慢しつついのちを閉じたのだろうと想像しています。

 急遽駆けつけ再会した母は、もう永遠に開かない目を閉じ、長い間の労苦から開放されたかのように平安な表情をしていました。ぼくの心は、多くのことをしてもらいながら、何も母を喜ばせることをしなかったことへの悔いで乱れました。じっと顔を眺めるだけでした。僕にとって身内の死に直面するのは50年ぶりくらいの出来事です。

 思いのほか多くの方に見送っていただき、かなたの世界へと旅立っていきました。もう14年もたちます。その間に相次いで父を送り、そして昨年の大晦日は実の姉も両親の下へ戻りました。今日の放送は母の存在の大きいことを話そうかと準備しています。サトーハチローの「小さな母さん」という詩と共に。81.3mhz・FMさっぽろ村ラジオ 午後2時「人の絆を創るために」の放送にちょっとお耳をお貸し下さい。プレゼントも用意しています。

やさしいタイガー


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