ぼくがしばしば乗るバスの路線に幾つかの病院があり、そのうちの一つの病院に近づくと、「当院は英語が通じます」という意味のコマーシャルが流れる。そこの部分だけ英語でアナウンスが入る。その英語の発音が間違っていて、乗っていてもずっと気になって仕方がない。外国人に聞かせるために英語で入れたのであれば、正しい英語で発音してほしいと思うのだが、注意の連絡をするのが親切なのか、おせっかいなのか迷う。
ずっと昔、ぼくがある研究所で勉強しているとき、講師が該当の英語の日本語訳が違っていると会社に指摘したという話を思い出していた。つまり看板に「リクレーション」と書いていたのだが、正しくは「レクリエーション」と表記すべきだという話だった。それからぼくは言葉に神経を使うのだが、そういいつつ、しばしば間違いを犯すものだ。
いってみれば些細なことかもしれないが、そうしたミスアナウンスが日本人の語学に対する無感覚さをあらわにしているように思う。ちょっとしたことでも正確に聞きただし、確認するという姿勢をプロとしてもしっかり持ってほしいと思うのはぼくの過剰反応だろうか。
やさしいタイガー
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