人との別れというのは、どんな国の人でも悲しいものだと思います。知っている人はなおさらのこと。もっと悲しむべきは社会が惜しんでいる人との別れでしょうか。ぼくは幾人かそのような人との別れと出会っています。購読している新聞に「惜別」という欄があって直前になくなった人のエピソードを交えてあって、読み応えがあります。
自分にとって全く知らない方でも社会が惜しむ人、別の意味で幸せなことかもしれません。市川 昆監督が逝きました。いつもタバコをくわえたちょっとひょうきんに見える監督の作品に多くの人が鑑賞し、笑い、泣き、そして考えさせられてきたことでしょう。掲載される多くの逝去者は何をしてきたかはもちろんどのように生きてきたか、介間見えてくるような気がします。
こうした方々は人類にとっても大きな宝だと思うし、社会に惜しまれて人生を閉じてもその方が残した足跡をきっと後に続く方々によって継がれていることでしょう。せめてもの心の慰めとして受け入れていくことと思ったりします。
やさしいタイガー
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