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城は人垣

2010-06-08 08:56:08 | 日記・エッセイ・コラム

 僕が所属しているロータリーは全世界が7月から年度が新しくなる仕組みです。ですからこの 時期はもう何もしなくてもよい、ただ時間を待つのみと考えがちですが、それがとんでもないことなのです。年度が変わるというのは人びとがチェンジしたり、委員会構成が新しくなったり、細かい過去の成果や計画などもあわせて提出することになっているのでかえって猛烈に時間が取られるのです。

 自分だけの構想や準備だけでは前に進みません。他の役割をおっている人びとも怠りなく準備をしているかどうかも影響してきます。多くのメンバーは確かにうまく準備を進めるので何とか形になっていますが、中にはこういう作業は苦手、という人もいます。

 大きな集団ともなると多様な人がいて、何でもこなす知恵者や行動派もいますが、反面口は元気だが、体のついてこない人、そんな役できないよ、と初めから戦闘意欲のない非協力者もいるものです。それでも何とかなっているところが不思議な集団です。

 地域にあって、どのような社会貢献が出来るか考えながら一年の行動を企画するのですが、それにしても目立たないが地域には結構有能な人材がいるものです。そういう方を見つけるのも大きな仕事ですし、そんな人がもっと広く社会に目を向けて何かすることはないか探していただく社会観も必要な気がします。みんなでよい社会にしていこうという意欲を生きるフォーカスに当てていただくともっと心豊かな社会になるのでは、思うのです。いつの時代も「城は人垣」とはけだし名言です。

やさしいタイガー

 


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