ブログ人 話の広場

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余市にバスツアー

2011-10-02 09:28:17 | 日記・エッセイ・コラム

 豪華なバスに乗って、秋の一日余市方面に果物狩りに行ってきました。終日はっきりしない天候でしたが、宇宙記念館、柿崎商店での鮮魚の数々を見たり買ったりして、お隣のニッカウヰスキーの工場見学をしてきました。既に何回か訪れている人もいて、とにかく順路に従ってガイドさんの説明を聞き流しながら、ぞろぞろ歩いてきました。

 ウヰスキーの試飲は、お一人様いっぱいということでしたが、何年物はどんな味か、結局3種類とも味わい、既に酩酊気味の人もいました。食事ではワインが出て、結局午前中だけでビール、ウヰスキー、ワインと結構いい時間でした。

 肝心の果物狩りは、広大な田畑にぶどう、りんご、そしてプラムを栽培している生産者の方の畑を見回しながら、適当にもぎ取って試食をさせていただきました。生産者の方は生育過程のご苦労を淡々と話してくださいましたが、様々な要件で毎年微妙に違っているのだそうです。この地は特に雪が多くて冬は何もしないというわけにはいかないと言うのです。

 広い作付け地を管理する生産者は、どうやら身内で運営されているように見えましたが、どこも人手の確保に苦労が続く感じを受けました。直接生産者に触れることによって、見えないところでの努力の積み重ねを知り、一粒一粒のぶどう、一個一個のりんごに寄せられている愛情も一緒に噛み締めてきました。

 畑に一かじりしただけの赤いりんごが幾つも転がっていたのを見て、ここでもマナーがあるような気がしました。もったいない、という精神でしょうか。

 不思議なことに行きも帰りも何度も虹を見ました。滅多に見られない光景でした。

やさしいタイガー