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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

書くためには

2019-06-11 18:26:16 | 文学
中尾さんに頂いた冊子。


ほぼ富士正晴が書いているのだが、今日読んでいて目に留まったのは小島輝正によるもの。
《どんなことでも、書くために、人は必ず何かを犠牲にしなければならない。犠牲なしに文学はつづることができない。あるいは職業を、あるいは収入を、あるいは家庭を、あるいは安逸を。何ものをも万べんなく手もとにそろえて待っていれば文学はひとりでに出てくるというものではない。》
この言葉が含まれた一連の文章に対して、富士正晴はこう言う。
《この小島輝正のキャップス・コーナーにわたしは実に感動いたします。この分析は正確であり、すべてを物語っております。》
そしてそのあとの方に、久坂葉子の自殺のことを書き、VIKINGの同人のうちの語学者たちが集団脱退し、小島も「くろおぺす」に移ると。
1952年の話である。
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松村社友会 写真展

2019-06-11 15:00:26 | アート・文化
山田洋三様より写真展の案内状をいただきました。


←クリック。

山田さんは用海小学校の元校長先生、そして西宮自然保護協会の前会長さんです。
今はもっぱら、カメラ片手に西宮北部を中心に植物、昆虫、鳥などの観察を続けておられます。
そしてその経過などを整理し、発信。セカンドライフを上手に楽しんでおられる人です。
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紫電改の竹本忠雄さん

2019-06-11 11:31:12 | 新聞記事
この人、竹本忠雄さん102歳ですが、何度もお会いしてお話を伺った人です。
神戸新聞北播州版です。https://www.kobe-np.co.jp/news/hokuban/201906/0012414563.shtml?fbclid=IwAR30mAtGR48X7YO5ZimyNu855QxWVGTsxPRdz0dSmzp7qosWRXgU9KBrLms

昨日、テレビでお元気なお顔を見て、「あ、お元気なんだ」と安心しました。
「宮っ子」で二度取材させていただきました。その記事です。

平成21年。
http://miyakko-nishi.com/MIYAKKO-SYSTEM/Found_Page?area_reference=area_reference&areacd=25&find_year=2009&gou=297&page=3

平成28年。
http://miyakko-nishi.com/MIYAKKO-SYSTEM/Found_Page?area_reference=area_reference&areacd=25&find_year=2016&gou=342&page=3
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田辺聖子さんの言葉

2019-06-11 08:05:15 | コーヒーカップの耳
今朝の新聞を見て、改めてすごい人に帯文をもらったのだと思う。

別面の記事には、
《「深いことを面白く」描く》とある。
わたしもそれを意識して書いてきたが、100分の一でも近づけただろうか?

何通かの頂いたハガキがあるが、その一通にはこうある。
《つたない文がお役に立ちますれば、どのようにもお使い下さいませ。》と。
帯文のお願いへの返事である。小筆による墨書きのハガキ。
わたしのような無名の者にも分け隔てなく接して下さったのだった。
長い文筆人生、お疲れ様でした。
どうか安らかにお眠りください。
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