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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

ああ、半世紀!

2018-07-18 22:15:40 | ブルーグラス
今年、2018年は、あれから50年になるのだとの情報を得た。
「あれから」とは、日本に初めてアメリカから本格的なブルーグラスのバンドがやってきた時のこと。
あの興奮、感動は今も忘れられない。
1968年3月6日、大阪サンケイホールでわたしが観たのは「フォギー・マウンテン・ボーイズ」。
中心メンバーは、レスター・フラット&アール・スクラッグス。
レスターもアールもすでに亡いが、その世界では、今も語り継がれる大スターである。
その時のステージは、ブルーグラス界では今や伝説のステージといわれていて、観た者は自慢にしている。
もちろんわたしも。
あれを観たということが一種のステータスなのだ。
わたしはR馬という友人と二人で、前から数列目、真ん中より少し右のS席に座った。
会場はオープニングから興奮の坩堝と化し、一曲終わるごとに大歓声が沸き、アンコールの声が響き、彼らはそれに応えた。
今思い出してもわくわくする。
「本当に素晴らしい演奏に接すると、その体験の記憶は一生残る。そればかりではない。鮮烈な記憶は、育ち続けるのだ。」
これは『すべては音楽から生まれる』(茂木健一郎著・PHP選書)に載っている一節だが、まさにその通りだと思う。

  ↓その時の録音。
https://www.youtube.com/watch?v=AqWKPYV93F4&index=9&list=PLcVGYX-D49CSpaSywhrrznQqYGaJVU16b
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『万葉かたり』と『万葉創詩』

2018-07-18 11:21:13 | 
神戸の詩人、永井ますみさんから二冊の著書をお贈りいただいた。
いずれもきれいな表紙の本です。

先ず、『永井ますみの万葉かたり -古代ブロガー家持の夢』



これはエッセイ集です。「あとがき」を読むと、永井さんは2011年から万葉集の勉強を始めたとある。
まあ、それまでにも下地はあったのでしょうが、偉いですねえ。浅学のわたしはとても及びません。
読ませていただいて勉強させては頂きますが、どこまで身に着くか?

次は『万葉創詩 ーいや重け吉事』。



これは詩集です。
巻頭詩「堅香子の野」を紹介しましょう。
←クリック。



これは現代語訳というのではなく、永井さんの想像と創造によるもの。
新しい試みといえるでしょう。詩人ならではですね。
彼女はこのところ何年も、万葉と現代を行き来しておられる。
頭の中でだけではなく、現地にも足を伸ばして。
行動的だ。
永井さん、ありがとうございました。
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