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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

孫への本

2018-02-11 16:16:42 | 本・雑誌
今、書庫にしている二階の部屋は、もともとわたしの書斎だったところ。
しかし阪神大地震以来、キチッと片付けたことがない。
そのうち書籍類以外の物も持ち込まれて、今や収拾がつかない。
今日、探したい本があったので入ってみたのだが、見つからなかった。
ついでに持って降りてきたのがこれらの本。

昔、子どもたちのために買った本だ。
それで、孫にプレゼントするつもり。
もう古いから喜ばれないかな?
それでも丁寧に扱っていたから、きれいなものです。
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さすが詩人作家。

2018-02-11 10:06:27 | 本・雑誌
昨日、点滴中に仰向いて読んでいた文庫本、『荒地の恋』だが、
こんな箇所があった。
《明子が食後の煙草に火をつける。
 「風呂場もトイレも、やっときれいになりましたわよ。もう誰がきたって恥ずかしくありませんよ。だからいらっしゃいよーー家賃もかからないんだし」
 明子の最後の言葉が北村を刺す。明子が当てこすりを言うような女でないことは承知しているが、金にまつわる話はそれでも痛いのである。》

新聞社の校閲部を辞め、わずかの原稿料とカルチャー教室の講師料だけの収入しかない詩人、北村太郎の胸中を描写する場面。
さすがに、ねじめさんも詩人だ。微妙な心理を捉えておられる。というより、これは半分創作なのでしょうが。
この小説、ドラマ化もされてたんですねえ。 ドラマ「荒地の恋」 ←クリック。ストーリーが追えます。
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神戸新聞創刊120周年

2018-02-11 08:32:35 | 新聞記事
今日の神戸新聞朝刊。

創刊120周年だという。
おめでとうございます。

昨日の神戸新聞別冊に記念特集されていた。

2ページから23ページまで、びっしりと兵庫県の文学特集。




ほぼ馴染みのある文学作品、そして作家さんです。とは言ってもお会いしたのは司馬遼太郎さんだけ。それも頭を下げての挨拶だけでしたが。
玉岡かおるさんとはFB友だちということでちょっと接触があります。
ゆっくりと読ませていただこう、楽しみ。

120周年ということだが、宮崎翁はその昔、60周年記念事業で重要な役割をしておられる。
言わずと知れた、柳田國男自伝『故郷七十年』である。

この本のどこにも宮崎修二朗の名前はない。
しかし、30歳代の若き翁が抜擢されて担当者になった、いきさつやその後の経過は『触媒のうた』に詳しく書いた。
兵庫県の主な図書館にありますので興味のある方はお読みください。

昨日も書いたが、柳田國男は、一般には「やなぎだくにお」と思われているようである。
しかし正しくは「やなぎたくにお」である。「だ」ではなく「た」である。
やはり120周年記念の企画記事「クロスワード」を解いておられる人はこの機会に正しく覚えて頂きたいです。
神戸新聞さん、訂正記事は出されないのでしょうか?
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