「月刊いきいきクラブニュース」というのがある。西宮市老人クラブ連合会が出している。
これの広報部長を足立成子さんがやっておられた。編集を一手に引き受けておられたのだ(最近では葛馬さんが携わっておられるが)。
その足立さんが、今日届いた最近号に詩を載せておられる。
「よみがえる光景」と題して。
最終行に「今 わたしは緩和ケアを受けている」とある。
そう、彼女がこれを書いたのは、安らかな死を迎えるためのホスピス病院のベッドでだった。
ご自分の一生を思い返し、子どものころに思いを馳せて。
「てくてく てくてく」が心にしみる。

彼女はこの号を見ることなく5月1日に旅立たれた。
見ることは出来なかったが、告別式で司会者が原稿を、ゆっくりゆっくりと心をこめ読み上げられた。
足立さんは素晴らしい人柄の人だった。