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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『喫茶・輪』

2014-01-22 19:11:41 | 喫茶・輪

二年半前、「喫茶・輪」は一応閉店のご挨拶をしました。
常連さんには挨拶状までお配りしたのでした。
ところが、「もうちょっとやってえなあ」のあたたかいお言葉に甘えて、未だに閉めてしまわずに、週に三、四日午前中だけ開けています。
その二年半前、店を閉じるにあたって一冊の冊子を手づくりしました。
『喫茶・輪』です。
一昨年お亡くなりになった杉山平一先生が「詩集よりよほどいいですなあ」と変な褒め方をして下さったのでした。...
それを神戸の詩人鈴木漠さんにもお送りしたら新聞に取り上げて下さり、そのさい値段を決めて下さいと言われました。もとより、売るつもりのないものでしたので、躊躇しましたがどうしてもということで「えいやっ!」と1000円と言いました。すると新聞を読まれた人から思いがけずたくさん注文が入り、慌てて手づくりに励んだものでした。
それ以来、奥付けに頒価1000円と記しています。
ということで、その後も、こんな拙い手づくりのものを1000円でお頒けしています。
74ページありますので結構手間がかかるんですよね。
このほど在庫がまた無くなったので、新たにちょっと作りました。

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さて、杉山先生がおっしゃった「詩集よりよほどいいですなあ」の褒め言葉の意味だ。
本音はどうだったんでしょうか?
① 「あなたがこれまでに出された詩集よりいい」
② 「世間に出ている詩集よりいい」
③ 「この本の作品が、詩に限られていないのがいい」
もっと他にも意味があるかもしれない。
残念ながらわたしは真意を聞くことが出来なかった。
因みに、わたしもこの本を詩集とは名づけていない。単に『喫茶・輪』である。大抵の人がこの本を詩集と見ておられるが、先生は見抜いておられたのだ。

コメント (2)
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井上多喜三郎さん

2014-01-22 17:05:03 | 足立巻一先生

かねて注文していた詩集『多喜さん詩集』(井上多喜三郎)が届いた。

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うれしいなあ。
この人の詩集は何年か前に近江の詩人、森哲弥さんに一冊お借りして読んだことがあるが良かった。
この詩人、実は交通事故で亡くなっておられる。
悲劇の人だった。
生前はわたしが尊敬する足立巻一先生も交流があり、そのことブログに書いたことがあります。
http://blog.goo.ne.jp/coffeecup0816/d/20111216
また、竹中郁さんも交流があり、それは『消えゆく幻燈』に載っている。面白い随筆で、初出は昭和51年6月「骨」とある。
さて『多喜さん詩集』だが、限定536部とあり、わたしのには102の数字が打ってある。

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写真もたくさん載っていて楽しめそう。

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