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ここあコテージ

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2.11集会&キリシタン本

2013-02-12 10:03:46 | 読書・本
今日の朝は久しぶりにブルが道路を削って、
重い大きな氷の塊をたくさん置いていってくれました。(泣)

と言うのも、昨日は猛吹雪で、積雪も20センチ位になり、
そんな中、私たちは青森市まで出かけました。







この景色は、会場の福祉プラザ4階からの眺め。
空は鉛色、雲で満ちていて、朝から夜まで吹雪き。


昨日持たれた集会は、「信教の自由を守る日の集い」。
2/11と言えば、世の中的には「建国記念の日」ですが、
広くキリスト教界では、この日を「信教の自由を守る日」と呼び、
そのために学んだり、デモ行進したり、アピールしたりします。


かつて、日本が、とりわけアジア諸国を侵略し、
大東亜共栄圏を作ろうとして、アジアの人々、
クリスチャンや教会をも迫害して行った歴史。

その中で、教会もまた、国の政策に、結果的に荷担してしまった、
そうした過ちの事実を知り、悔い改め、今後二度と同じ過ちを
犯さぬよう祈り、また、過去、何があったかを子どもたちに
伝えていく責任を自覚する・・・

いろんな意味が、その中にはあります。


今回は、先日うちの教会に講師として来て下さったM先生が、
「子どもにもわかる2.11のお話」、「日の丸・君が代問題」
「慰安婦問題」について語られました。


子どもたちには絵本とお話。
先生は、絵本の読み聞かせを各地で行っています。
実に多才な方です。





幾たびも集会で聞いてきた話ですが、
今回は特に「慰安婦問題」については
初めてのように思います。



「慰安婦」と言う言い方自体も間違っていると言う指摘もあります。

これはむしろ率直に「レイプ」であり、
慰安所は「レイプセンター」である
との批判が紹介されました。


慰安婦たちは、アジアの人々特に
朝鮮半島の人々と台湾の人々が多かったようです。

これは、人権侵害、民族侵害、女性差別の問題であること。

これらを日本の国の政策のひとつとして行われ、
まさに「日の丸」の旗の下に行われた蛮行であると。


戦争責任や慰安婦問題についても、
未だに国としてはっきりとした認識も謝罪もなく、
「強い国」「美しい国」「戦後レジームからの脱却」と称する現首相。
その根底にある彼の国家観、倫理観には、嫌悪すら感じます。


ご存じのように、ドイツは戦後明確な悔い改めを
大統領自ら発表しました。

何故同じ人間でありながら、悔い改めには結びつかない日本なのか。

悔い改めをしたくないために、「戦後レジーム」から脱却しようと
言うのであれば、必ずいつかほころびが来るはずと、
わたしは思います。


再びドイツの大統領の「過去に目をつぶるもの」と言うことばが
思い出されます。





昨日は、さらに最近話題になっている領土問題にも触れられました。
尖閣諸島、竹島、北方領土。

尖閣問題は、結局、エネルギーの奪い合いが原因で、
歴史問題に持って行こうとしている中国が問題とされました。
逆に、竹島問題こそ、歴史問題との絡みがあるのだとわかりました。


いずれにせよ、戦後すぐの、アメリカからの多大な援助
特にアジア諸国への多額の賠償金をアメリカが代わって支払うなど、
恩恵にあずかって来たことが、実は領土問題を曖昧にしてきてしまった。

そして、その多大な恩恵が、実は今の沖縄問題に密接なつながりが
あるのだと言うこともわかりました。



今回も学びながら、日本のしてきた行いについては
がっかりさせられることがありつつも、
自分も日本人として、逃げてはならない、
曖昧にしてはならない、

そして、クリスチャンとして、次代に伝えていく責任を
再び感じました。


先生の提言として、

子どもたちに直接これらのことを伝える事。

学校の修学旅行や学習旅行で、
日本やアジアの歴史に触れられるよう
働きかけていくこと。

教会として、みんなで歴史について学び、出来ればみんなで
そのような現場に旅行して分かち合ってほしい。


と言われました。


やはり、2/11だけにとどめないようにしなくては
と思わされました。





この集会のお昼休み、ある教会の方から、
1冊の本を貸して頂きました。



「キリシタン殉教の道を辿る」と言う本。

のっけから、心を惹く文章があって、興味深かったです。

「信教の自由」は簡単に手に入るのではない・・・
と言う事を実例で示している本です。

長崎のある5歳の少女モリちゃんはキリシタンでした。
キリシタン迫害の時、彼女も捕らえられました。

役人は彼女をかわいそうに思って、
別室に呼び寄せ、
「このお菓子が食べたいなら、イエスを嫌いだと言いなさい。」
と説得。

しかし、モリちゃんは、
「パライソ(天国)には、もっといいお菓子があると(あるよ)!。」
と言って、処刑されていったそうです。

しかし、その立派な5歳の信仰心に心を動かされたその役人は、
後に牧師になったと言うことでした。


そのようないろんなエピソードがこの本にはたくさん書かれています。

実は十三湖にも、キリシタン流刑地としてのエピソードがあるそうです。

今度十三湖にいけたら、そこを見たいと思います。




今日の聖書のことば

「だれでもわたしについて来たいと思うなら、
自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしに
ついて来なさい。」
マタイの福音書16章24節






ここあでした。




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