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ここあコテージ

風景、鳥、畑、クラフト、ハンドメイド「みつより」情報など発信♪

スーパーへ声を届けに

2011-11-14 12:47:35 | 原発関連
わたくし、地元のスーパーへ早速「お客様の声」に書いて投書しようと試みまして、
金曜日に書いて、次の日連れが外出したついでにスーパーへその用紙を出してもらいました。

私が書いたのは、だいたい次の点。
1.「国産」表示はやめて、具体的に産地表示をしてほしい旨。
2.放射能検査をして、数値を公表してほしい旨。
3.「お客様の声」の用紙置き場には、鉛筆やペンを備えなさい。
など。


そしたら、スーパー(今は名前を伏せますが、対応次第では良くも悪くも後に公表します。)から、日曜の朝9時に電話がかかってきました。
(正直、びっくり。私は住所、電話番号、名前は書きませんでしたが、連れが届けた相手は「箱」ではなく、店員さんだったため、電話を聞かれたとのこと。肝心の私にはそのことが全く伝えられずに、突然の電話だったので驚いたというわけ。)

電話の相手は店長さん。
まあ、店長さん直々に・・・。でも当然でしょうね。
私は率直に内容を詳しく話しました。

で、店の反応は・・・・
1.放射能検査は実際には現在は困難。政府が流通して良い500ベクレル以下のものを売るので大丈夫です、とのこと。  (浪岡店は本店ではないため。そして本社にはこの内容は伝えるとのこと。)

  これに対して、私は、500ベクレルという値の危険につ  いて言いました。
  が、店長さんは「はあ・・・」という感じで、余りよく理解していない様子。


2.「国産」表示については、トレーのべつの所に「岩手産・青森産」と併記してある  とのこと。(私には見えませんでしたが。つまりわからないように小さく、見えに  くい所に書いてある。)

  私は、「併記」だとどこの産地かわかりづらいし、なぜ産  地が別の肉を混ぜて売るのか、それはしてほしくない、と言いました。
  産地が良くわかるようにしてほしいことを言いました。

  店長は、「わかりました。」と答えました。


そして、最後に私は、消費者が安心して選んで買える為に必要なのは、放射能検査と数値の公表だと強く訴えました。それがひいては店の売り上げに繋がり、信頼を高めると

それにしても、やはり「お客様の声」には反応するんですね。
改めて、声を出さなくちゃ!!ということを感じました。
たとえ願い通りにならなくても、声が一つでも多くなれば、スーパーは聞きますから。

なんといっても、お客あってのスーパーですものね!

これから別のスーパーにも「声」を出していこうと思います。

ここあでした。




  

小出裕章氏講演会 その二

2011-11-12 22:14:36 | 原発関連
続きです。
内容を少し紹介します。

「大事故からの出発 核燃・原発を止めるために、市民にできることはなにか」

1.原子力発電と火力発電は湯沸かし装置
  原子力も火力も原理は同じ、原料が「ウラン」か、「火」かの違い。
  ウランや火を燃やしてタービンを回して発電する。

  しかし、原発は効率が悪い蒸気機関であり、
  出力100万キロワットの原発で、100万キロワットを電気として使えても、
  200万キロワットは捨ててしまう。
  この200キロワットを海に捨てるので「海温め装置」と言う人もいる。
  7℃も海水温が上昇し、放射能や化学物質を同時に流している。
  100万キロワットの原発1基が1年で燃やすウランの量は1トン。
  広島原爆800グラムの1000倍以上。

2.原発を日本の都会ではなく、低人口地帯に造ったこと。
  「原子力立地審査指針」によれば、
  ①原子炉の範囲は、原子炉からある距離の範囲内は非居住区域であること。
  ②原子炉からある距離の範囲内であって、非居住区域の外側の地帯は、低人口地帯   であること。
  ③原子炉敷地は、人口密集地帯からある距離だけ離れていること。
  ・・・このように決められているからである。

3.原発は止められない崩壊熱をもつ
  電気出力100万キロワットの原発では、全部で300万キロワットの電気を作り  100万キロワットを使い、残り200万キロワットは捨てるのだが、
  その中で核分裂279万キロワットは制御棒で抑えられるが、  残り21万キロワットは崩壊熱であり、それは止められない。
  21万キロワットは、例えば家庭の中で使う電気ストーブや電気ポットが1キロワ  ットだから、それと比べてみるとかなりの量であることがわかる。

4.今回の福島第一原発事故で放出されたセシウム137と広島原爆のセシウム量の比  較。(日本政府の発表)
  
  1~3号機で、広島原爆の170発分が大気中に出た。主に2号機が多い。
  しかし、これは政府発表によるもので、過小評価である。この2.5倍は放出されたとする説もある。(広島型の400発分)
  
  
5.福島原発事故の本当の被害の大きさは。
  土地が失われる、強いられて人々は被曝している、崩壊する一次産業、生活。
  政府は5兆円ですべて賠償しようとしているが、こんな額では補償しきれないだけ  の損害を与えた。

6.日本は法治国家?
  放射線管理区域(医療現場など)に指定されるべき場所が、福  島や関東に存在しているが、政府はそこを管理区域にしないばかりか、人々を住ま  わせている。  
日本は法治国家のはずである。日本の放射線に関する法律では  4000ベクレル/㎡を超えた場合は、どんな放射性物質も管理区域の外に出して  はならないとされている。これは法律違反である。  
  日本では一般人は年間1ミリシーベルト以上の被曝をさせない、してはならないと  いう法律がある。しかし、今回の事故で、年間20ミリシーベルトとした。
  
  政府は、原発事故を引き起こした犯罪者であり、事故後に法律を反故にした。

7.子供を被曝から守ること。
  ①何よりも子どもには原子力を選んだ責任はない。
  ②子どもは大人より放射線の感受性が高い。
 
  年齢が低いほど、放射線から受ける感受性は高くなる。
  赤ちゃんは30才台の4倍感受性が高い。

  政府は500ベクレル(1キロあたり)という基準を決めた。
  しかし、500ベクレル以下が安全という根拠はない。
  汚染の真実を隠している。

  食品の汚染を徹底させ、調べることが必要。
  私の提案として、ベクレル数の高い順に「60禁」「50禁」などとして仕分け   し、消費者が選べるようにする。そして、子供達には、汚染の低い物を食べさせ   る。

8.放射能のがれき問題。
  本来、がれきを含めた、現在問題化している放射能汚染は、すべて東電の福島第一  原発にあったものであるから、東電の所有物なのである。東電の物は、東電に返す  べき。  
  
  放射能は煮ても焼いても無くならない物。がれきの放置は子供達にとっては被曝の  原因になる。
  放射能を飛散させないフィルターのついた焼却施設で焼くしかない。(これには批  判もあるが。)
  
  汚染の強いがれきは、福島原発敷地内に、あるいは周辺に焼却施設を造り、そこで  焼く。汚染の低いがれきは放射能の飛散を防げるフィルターを用いた施設が引き受  ける。

  焼いた灰は、福島の事故現場で必要となるであろう石棺や  地下遮水壁のコンクリートの原料として使うことを提案したい。 

9.石油はあと何年持つか。
  1930年の時は、石油はあと18年しかもたないと言われてきた。
  10年後には、20数年しかもたないと言われ、1960年には、30数年、
  1990年には40数年もたないと言われた。・・・・
  このような宣伝に惑わされ続けた。

10.原発と再処理施設
  ウラン採掘→ウランの濃縮・加工→原発→再処理→プルトニウム燃料加工→高速増  殖炉→高速炉燃料再処理→プルトニウム取り出す→軍事用へ?

  しかし、夢の原子炉と言われた高速増殖炉「もんじゅ」は、事  故続きで、現在も稼働できず。費用がかさむのみ。もんじゅだけでも1兆円の金が  かかった。  
  六ヶ所村の再処理施設も、事故続きのため稼働できないまま現在に至る。
  再処理施設を稼働するよりも、英仏にプルトニウムを取り出し  てもらった方が倍も安くなる。
  プルトニウムを諸外国から軍事用に取り出していると評されると困る日本は、
  最後の手段として「プルサーマル」を作った。
  プルトニウムとウランを混ぜたモックス燃料を燃やせる炉を大間に造ろうとしてい  る。
  
  六カ所村の再処理施設が毎年取り扱う放射能の量は、800トン。
  100万キロワットの原発1基が出す放射能は1トン。
  しかし、再処理施設による使用済み核燃料の再処理実績は20%もない。
  
11.原発が無くても火力、水力などで十分電気は足りる。
   電力会社から「節電」を命じられ、日本中が節電したが、それは原発がないと
   電気が足りない、だから原発が必要と思わせるためである。
   ただし、私たちはライフスタイルを見直すべきで、電気を無駄に使うべきではな   い。

以上、ざっと説明してみました。
もっと詳しく知りたい場合は、やはり小出先生の本をご覧下さいね。

最後に、もう一度先生の言葉で閉じましょう。
「皆さんのできる事で、原発反対を訴えて下さい!」歌、絵、詩、ことば、署名、その他、あなたにできることでいいのです。

私の場合は、こうしてブログやフェイスブックなどのネットを使ったり、署名をお願いしたり、虹の会で話し合ったり、祈ったりして訴える事をしています。

あなたにも何かできますよ。

本を読むことからでもいいし、講演を聴くことからでもいいし、とにかくまずは関心を持ってみたらいいと思います。それから何か示されたら、それをしていけばいい。
人それぞれでいい。

ここあでした。



   

 
    

小出裕章氏講演会 その一

2011-11-12 20:21:56 | 原発関連
今日も小春日和、弘前は20度近くまで気温が上がり、お出かけには最適でした。

午後一で、弘前市岩木文化センターで行われた「小出裕章講演会」に行きました。

あそべーる


奥には図書館があるようです。

小出先生は、今年6月に、八戸、青森に来られたのですが、日曜で出ることができず、長い間待ちました。ようやく今日、お話を聞けるというので、朝からわくわくしていました。
小出先生の本を2冊読み、あとは「種まきジャーナル」とかいくつかの動画を見ていたので、何か初めて会うという気がちっともしなかったんです。
たぶん、多くの人達がそれを感じていたかも知れません。
主催団体の「だまっちゃおられん津軽の会」の代表の宮永さんも同じ事を言いましたから。

会場にはびっしりと席が埋まり、私も席に座れなくなるのではと思ったほどでした。
450人ほどはいたと思います。
この団体の学習会は今回12回目だそうですが、福島の事故以来、たぶん参加者が増えたのではないかなと思います。

福島の事故は起こってほしくなかったものですが、こんなことがなくてはこうして人々の関心もなかったと思うと複雑ですね。政府や東電の責任は大きいですが、私たちの無知、無関心のゆえでもあります。


テーマは「大事故からの出発・核燃、原発を止めるために、市民にできることはなにか」。

小出先生はどこの講演会でもお話ししますが、今日も言いました。
「私は歌は歌えません。詩も書けないし、絵も描けません。でも、皆さんは皆さんのできることで、訴えて下さい。」と。

帰りに、先生の本1冊と、団体のブックレット2冊を購入しました。

「原発・放射能 子どもが危ない」(小出裕章・黒部信一共著 文春新書760円)


1冊200円。

これからゆっくり読みます。

今日、帰る予定だった娘が急きょ帰らないことになり、きりたんぽでお祝いはなくなったので、外食することになりました。

「元気屋」さんの石焼きビビンバ。780円
弘前市大久保、国道7号線沿いで、藤崎の近くです。
辛いけど、おいしかったです。このごろよくビビンバ食べてますね。たまたまだけど。

講演会の内容に続く・・・





スーパーのイオンの試み

2011-11-10 22:21:38 | 原発関連
「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」からの情報です。
グリーンピースからの報告。

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イオン発表。放射性物質“ゼロ”目標
グリーンピース・プレスリリースから
2011年11月8日


イオン発表の放射性物質“ゼロ”目標を歓迎――グリーンピース声明
消費者の声とグリーンピースの要請に応える形で

スーパー大手のイオンは本日8日、放射性物質に対する自主検査の結果を、
店頭とホームページで定期的に公開するとともに、「今後は、放射性物質
“ゼロ”を目標に、検出限界値を超えて検出された商品においては、
販売を見合わせることを検討していく」と発表しました(注1)。
国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、今回のイオンの発表を、
消費者の声を大切にした画期的な発表だと歓迎しました。

グリーンピース・ジャパンの海洋生態系問題担当の花岡和佳男は、
「グリーンピースはこれまでもイオンを含む複数の大手スーパーマーケット
で販売されている魚介類商品の放射能汚染調査を行い、スーパーに対して
自主検査の実施と分析結果の公表を求めて交渉を重ねてきました。
今回のイオンの発表は、消費者がスーパーに声を届け、それにイオン
が真摯に対応した結果だと思います」と語りました。

さらに、「他のスーパーマーケット、特にイオンに次ぐ大手小売である
イトーヨーカドーも、今回のイオンの方針を見習い、安心して消費者が
買い物をできるように、自社商品の放射線調査を実施し、その数値を
公表してほしい」と訴えました。


注1)2011年11月8日発表、イオンのプレスリリース
http://www.aeon.info/news/2011_2/pdf/111108R_1.pdf

<本件に関するお問い合わせ>
国際環境NGOグリーンピース TEL 03-5338-9800、
海洋生態系問題担当の花岡和佳男 TEL 080-5384-2920
広報担当:成澤 080-6558-4446

_______________________________________________
グリーンピース・ジャパン プレスリリース
以前のプレスリリースはhttp://www.greenpeace.or.jp/press/
………………………………………………………………………………………………………


このように、全国展開している大手のスーパーが率先して検査や数値公表をしてくれることがきっかけになり、更にヨーカドーや大手デパートなども同様に検査してくれたら、私たち消費者は安心して買い物ができます。
その方がスーパーにとっても信頼を勝ち取る良い機会です。

こうした動きが、青森などの地方のスーパーや小売店に良い模範となって、これがスーパーの当然の義務と責任となってくれることを祈りたいと思います。

ここあでした。

第3回虹の会

2011-11-07 22:41:51 | 原発関連
今日は、朝は雨が降るかと思われた空もだんだん青空が広がり、午後にはすっかりお天気になりました。

第3回「3.11虹の会」がふるさと教会で行われました。
今回も青森や弘前から来て下さった方々、遠路はるばるおいで下さり、ありがとうございました。


8名の参加。

1時間半の予定が、やはり今回もすっかり伸びて、終わったのは12時が回ってしまっていました。

毎回思うことは、結構みんな語りたいんだなと言うこと。
ましてや原発について語り合う場は、そんなにあるわけではないですからね。
それだけでも、こんな場を作って良かったなと実感します。

それ以上に、クリスチャン同士が祈り合うことの大切さも感じます。
原子炉内部は、私たち人間には何が起こっているのか、目撃できないのです。
ロボットを送り込んで、カメラで見ても、実際見るのとはかなり違うでしょう。
結局は、専門家さえ理解できない現在の炉の状態。
「神に祈るだけ」、「天を仰ぐだけ」の心境だと言います。
大地震も、大津波も、起こらないようにと天を仰いで祈るだけ。
人間の対処にも限度を超えた事態が起こっているわけですから・・・。

今回は、内部被曝や食品汚染を中心にミニ学習会をしました。
(本当はこれに再処理施設の説明もする予定が、時間の都合で次回に変更。)

今、一番気になるのは食品汚染です。
何を食べたらいいのかわからなくなっています。

以前より買い物にかかる時間が増えました。
以前よりお金もかかります。
産地に気をつけて、安全と思われるものを買います。
そうするとべらぼうに高かったりするわけです。

日本海の魚、なるべく南の方の魚を、と探しても、残念ながらそんなにたくさんの産地の魚は青森には来ません。
外国産の魚を買って安心したりして、以前の国産への安心感は崩れました。

野菜も同様、なるべく南の産地や北海道のものを買うように勧めますが、一方で、せっかく東北の被災地の農家さんや漁師さんたちが、これから復興しようとして、漁を開始したり、作物を作っても、放射能汚染があると、結局は売れない。

政府がもっと補償をしっかりとすることが必要で、また、放射線量を公表する態勢が整うようにすることも必要。

今夜のニュースで、東京都が独自に、500食品を検査して、数値を公表すると発表しました。特に加工品を検査するとも。
この試みが全国に広められることを願います。

現在の子供達のために、そしてこれからうまれるであろう子供達のために。
子々孫々のために。

「3.11虹の会」は、12月はお休みします。
第4回は1月に行います。予定が決まり次第報告します。

ここあでした。