筑波山の近くにある町、真壁(まかべ)という所に、ひな人形を見に行ってきました。
裸電球の古い店 お医者さんの家
こんな立派な門構えの家も 江戸期のものだそうです
箪笥・長持類まであります 土蔵つくりの店
この町は古い家並みが多く残っていて、この時期には店先や民家にひな人形を飾って、訪れてくる観光客に見せている所が多くあります。土・日にはイベントなどもあるとか。
ひな祭りとは関係ありませんが、ちょっと雑談を
真壁は今は桜川市の一部になりました。歴史は古く、大昔は白髪部(しらかべ)と言い、その後は白壁となり真壁となりました。白壁から真壁に変わったのは、白壁王(しらかべのおおきみ)・後の光仁天皇と同じ名前なので、同名を避けたからのようです。
元々は真壁氏がこの地域を支配して居たのですが、国替えで出羽の国(秋田)の角館に移ったそうです。
その後は、秀吉の正室のねね(高台院)と繋がりのある浅野長政が隠居として、この町に入ります。なお本家は広島の浅野氏です。この真壁はその後は近くの笠間(かさま)藩領となり、浅野家は笠間に移ります。
その後、浅野家は赤穂に移りますが、それがあの忠臣蔵の浅野家です。ですので、昔の浅野家の墓は真壁にあります。笠間城址のすぐ近くに大石内蔵助の屋敷跡などが今もあります。
とまあ、歴史的にはそのようなのですが、今も古い家がかなり多くてレトロな気分を味わうことの出来る町です。今の主な産業は筑波山の近くの山から石が取れるので、石の町として有名です。