たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はシューマン:交響曲第1番「春」です。
今回はシューマンの交響曲ですが、いいですねぇ~「春」暖かくてのんびりとしていて、関東では桜はもう葉桜になってしまってもうシーズンは終わりのようです。これからはツツジが綺麗な季節ですね。なんて季節の挨拶みたいになってしまいましたが、
この曲もそんな春の元気な表情をふんだんに表している、とてもさわやかな明るい曲だと思います。曲名に春を使った作品はシューマンのこの曲以外にもたくさんありますが、どの曲も春の名前にふさわしい、明るく元気の出る曲ばかりですから、春のひとときに、そんなクラシック音楽を聴いてみるのもいいかもしれないですね。
第1楽章:トランペットのしなやかなファンファーレが鳴り響くと、一転して
弦楽器は悲劇的なフレーズを投げかけてきます。ティンパニ(大太鼓)の響きと
共に勇ましく展開しますが、
フルート、クラリネットがやわらかいフレーズをならすと、曲調も落ち着いてきます。
そして、弦楽器が今度は勢いをつけると、華やかに勢いのあるフレーズが元気に
鳴り響きます。スカッと爽快ですね。
しなやかなヴァイオリン、軽やかなフルート、オーボエ、歯切れの良いコントラバス。
トライアングルが♪チリーンと鳴ると、とてもさわやかな響きが心地よく、新鮮な
気分にさせてくれます。
「芽吹きの春」というか、咲き乱れる桜の花びらが春風に吹かれて空に舞い上がるような
明るく、すがすがしい春の情景を切り取ったような華やかな曲です。
第2楽章:すうっと浮かび上がるようなヴァイオリンの音色がやわらかく響く曲調で
始ると、ゆったりとした穏やかな春の日差しに照らされて、春の小川の土手で
のんびりと昼寝をしているような、ゆっくりとした音色が続きます。
中盤ではチェロがしなやかに響き、しっとりと聴かせてくれます。
そこから少し切ない響きに変わり、切なさが焦燥を呼ぶフレーズも表れますが、
やわらかい曲調に戻ると、最後はホルンとファゴットが忘却の彼方へ迷い込むように
して終わります。
第3楽章:勇ましく重厚な低音弦楽器がザクザクと刻みガッチリした曲調で始ります。
それとは対照的なクラリネット、ファゴットのやわらかい音色がアクセントを加え、
バランスを取ります。
やがて、弦楽器が軽やかに刻みフルート等の木管楽器と掛け合いを始めると、低音
弦楽器もそれにつられるように足取りが軽やかに聴こえます。
3楽章冒頭の重厚なフレーズを何回か繰り返しながら、最後はしなやかにサラッと
まとめて終わっていきます。
第4楽章:弦楽器が勢いよく飛び出してくる序奏(イントロ)を終えると、
今度は機嫌よく小刻みな弦楽器がかろやかにリズムを刻みます。
低音と高音の弦楽器が交互に言葉を交わすように、陽気な掛け合いをくりかえして
いきます。
大味なフレーズを聴かせながら、木管楽器がスパイスのように絡んでいくと
絶妙なコンビネーションが響きます。
そして、そまでと違うフレーズを弦楽器が奏でると、少し雰囲気が変わり、
オーボエのソロに続いてフルートのソロがアクセントを付けていきます。
一度元の曲調に戻りますが、今度はエンディングに向けてトランペットや
トロンボーンがクライマックスを盛上げると、最後は綺麗にまとめて曲を終わります。
春のさわやかなイメージがぴったりな曲だと思います。同時に新しい環境が始るこの時期にふさわしいヤル気の出てくる曲でもあると思いますし、リフレッシュするにもいいかもしれないですね。
演奏時間も約30分程度ですから、交響曲としては、まずまず無難な長さだと思います。シューマンの交響曲はいずれも同じくらいの長さなので、CDでは全4曲の2枚組みを交響曲全集としているものが多いようですから、全曲聴き比べてみるのもいいかもしれないですね。
≪オススメCD≫
まずは有名な1番「春」3番「ライン」の入ったCDです。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
さわやかな春の交響曲をお楽しみください。
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今日はシューマン:交響曲第1番「春」です。
今回はシューマンの交響曲ですが、いいですねぇ~「春」暖かくてのんびりとしていて、関東では桜はもう葉桜になってしまってもうシーズンは終わりのようです。これからはツツジが綺麗な季節ですね。なんて季節の挨拶みたいになってしまいましたが、
この曲もそんな春の元気な表情をふんだんに表している、とてもさわやかな明るい曲だと思います。曲名に春を使った作品はシューマンのこの曲以外にもたくさんありますが、どの曲も春の名前にふさわしい、明るく元気の出る曲ばかりですから、春のひとときに、そんなクラシック音楽を聴いてみるのもいいかもしれないですね。
第1楽章:トランペットのしなやかなファンファーレが鳴り響くと、一転して
弦楽器は悲劇的なフレーズを投げかけてきます。ティンパニ(大太鼓)の響きと
共に勇ましく展開しますが、
フルート、クラリネットがやわらかいフレーズをならすと、曲調も落ち着いてきます。
そして、弦楽器が今度は勢いをつけると、華やかに勢いのあるフレーズが元気に
鳴り響きます。スカッと爽快ですね。
しなやかなヴァイオリン、軽やかなフルート、オーボエ、歯切れの良いコントラバス。
トライアングルが♪チリーンと鳴ると、とてもさわやかな響きが心地よく、新鮮な
気分にさせてくれます。
「芽吹きの春」というか、咲き乱れる桜の花びらが春風に吹かれて空に舞い上がるような
明るく、すがすがしい春の情景を切り取ったような華やかな曲です。
第2楽章:すうっと浮かび上がるようなヴァイオリンの音色がやわらかく響く曲調で
始ると、ゆったりとした穏やかな春の日差しに照らされて、春の小川の土手で
のんびりと昼寝をしているような、ゆっくりとした音色が続きます。
中盤ではチェロがしなやかに響き、しっとりと聴かせてくれます。
そこから少し切ない響きに変わり、切なさが焦燥を呼ぶフレーズも表れますが、
やわらかい曲調に戻ると、最後はホルンとファゴットが忘却の彼方へ迷い込むように
して終わります。
第3楽章:勇ましく重厚な低音弦楽器がザクザクと刻みガッチリした曲調で始ります。
それとは対照的なクラリネット、ファゴットのやわらかい音色がアクセントを加え、
バランスを取ります。
やがて、弦楽器が軽やかに刻みフルート等の木管楽器と掛け合いを始めると、低音
弦楽器もそれにつられるように足取りが軽やかに聴こえます。
3楽章冒頭の重厚なフレーズを何回か繰り返しながら、最後はしなやかにサラッと
まとめて終わっていきます。
第4楽章:弦楽器が勢いよく飛び出してくる序奏(イントロ)を終えると、
今度は機嫌よく小刻みな弦楽器がかろやかにリズムを刻みます。
低音と高音の弦楽器が交互に言葉を交わすように、陽気な掛け合いをくりかえして
いきます。
大味なフレーズを聴かせながら、木管楽器がスパイスのように絡んでいくと
絶妙なコンビネーションが響きます。
そして、そまでと違うフレーズを弦楽器が奏でると、少し雰囲気が変わり、
オーボエのソロに続いてフルートのソロがアクセントを付けていきます。
一度元の曲調に戻りますが、今度はエンディングに向けてトランペットや
トロンボーンがクライマックスを盛上げると、最後は綺麗にまとめて曲を終わります。
春のさわやかなイメージがぴったりな曲だと思います。同時に新しい環境が始るこの時期にふさわしいヤル気の出てくる曲でもあると思いますし、リフレッシュするにもいいかもしれないですね。
演奏時間も約30分程度ですから、交響曲としては、まずまず無難な長さだと思います。シューマンの交響曲はいずれも同じくらいの長さなので、CDでは全4曲の2枚組みを交響曲全集としているものが多いようですから、全曲聴き比べてみるのもいいかもしれないですね。
≪オススメCD≫
まずは有名な1番「春」3番「ライン」の入ったCDです。
シューマン:交響曲第1&3番セル(ジョージ), シューマン, クリーヴランド管弦楽団ソニーミュージックエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
さわやかな春の交響曲をお楽しみください。
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