初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ワルツ「南国のバラ」 (J.シュトラウス2世)

2007年04月06日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はJ.シュトラウス:ワルツ「南国のバラ」です。


この曲もニューイヤーコンサートでは定番の一曲ですね。「南国のバラ」というタイトルは、自作のオペレッタ作品に出てくる内容に由来しているようですが、今回は詳しいことはちょっと調べ切れませんでした。

ワルツですから楽しく陽気な曲ですが、その中にも流麗なフレーズでアクセントを加えてありますし、どこかで聴いた事があるような楽しそうな響きは、誰にでも親しみ安く聴きやすい曲だと思います。

 
  チェロの静かなフレーズがしっとりと鳴り響くと、やわらかい雰囲気で始ります。
  ヴァイオリンのメロディが表れ、シンバルが鳴り始めると、曲は賑やかになり
  盛上がります。
  やがてワルツの流麗なフレーズが、それまでとは対照的にとてもおしとやかに
  流れていきます。チェロのフレーズが流れると愛くるしく、とても健気に
  聴こえてきます。
  その後はヴァイオリンが軽やかにフレーズをつなぐと、楽しそうなフルートや
  トランペットが彩りを加えていきます。
  中盤では、徐々に賑やかになるとトランペットも華やかに鳴り響き盛上がって
  いきます。ワルツのリズムにのって大きく肩を揺らしたくなってきます。
  クライマックスへ向けてシンバルが激しくなり、ホルンが更に厚み
  を加えると最高潮に達し、盛上がってラストを飾ります。
  
  
オーケストラを楽しく聴くには、やっぱりワルツがいいかもしれませんね。心地よくゆれるワルツのリズムに、何気なく耳を傾けるだけでも、とても明るい気持ちになれると思います。派手に大きく賑やかになったり、繊細にしっとりと聴かせたり、程よいバランスが楽しめる曲だと思います。J.シュトラウスなら、この曲の他にもたくさんのワルツやポルカなど楽しい曲がありますから、曲を選ばずに聴ける作曲家だと思います。


≪オススメCD≫
たまにはこんなCDもいいかも
ミッフィーのクラシックの森 おひめさまとおうじさまのワルツ
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団, J.シュトラウス, ミハルスキー(カール), ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団, Jo.シュトラウス, エシュヴェ(アルフレード)
キングレコード

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
ワルツなら、いつでも楽しい気分にさせてくれます。


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