たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はチャイコフスキー:弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」です。
この曲は、ちょっと変わった編成で通常の弦楽四重奏のヴァイオリン2台、ヴィオラ1台、チェロ1台の4つの楽器に加えて、ヴィオラ、チェロがそれぞれ1台ずつ増やされての六重奏曲になります。
ただ、実際に演奏される場合はこの編成よりも更に弦楽器を増やして弦楽器のための作品として演奏される機会も多いようです。
タイトルにある“フィレンツェ”は言うまでもなくイタリアの都市ですが、チャイコフスキーもイタリア旅行をしているようですから、そのときの事を思い出して書いていたのかもしれませんね。
しかし、曲自体はイタリアというより、いつものしなやかなチャイコフスキーサウンドですから、あまり強く意識しなくてもいいのかもしれません。
弦楽器のしなやかで美しい旋律を楽しめますから、ちょっと変りダネでこういのもいいんじゃないでしょうか。
第1楽章:やや急な感じがする弦楽器の序奏(イントロ)から始まり、序盤は
少し悲しい雰囲気が続きます。
しかし、ヴァイオリンの音色がスゥ~っとしなやかに入ってくると、いつもの
チャイコフスキーのようにさわやかな響きを聴かせてくれます。
そして、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと高音から順に受け渡される音が
とても新鮮に聴こえる美しいフレーズで楽しませてくれます。
後半では、イントロのフレーズに力が入り劇的な展開を一部見せますが、
その後に聴かせるフレーズがやはり、しなやかに決まり、その対照的な聴かせ方が
また曲に引きつけられてしまいます。
第2楽章:暖かく、じわっと聴かせる緩やかなハーモニーで始ります。
やがて※ピチカートのリズムに乗せてヴァイオリンの清らかなメロディが
始ると、とても神秘的で美しい調べを聴かせてくれます。
途中でやわらかく入るチェロがとても絶妙な感覚を味わせてくれます。
そして、一度静かになると少しざわついたように、弦楽器がどよめいていきます。
しかし、しっとりとしたチェロのソロが始るとまた落ち着いてロマンチックな
フレーズを聴かせます。
第3楽章:少し引きずるような低音から始ります。静かに始るフレーズが
徐々に盛上がると、何度も揺さぶるような力強いフレーズが続きます。
そして、ガサガサと空寒いリズムに乗せていきます。
急にテンポアップしてせわしないような、そして勢いのあるフレーズが
飛び出してきます。
慌てて駆け出しているようにも聴こえます。
そして激しく音を重ねていきますが、だんだんボリュームが小さくなり最後は
ボン♪と大きなピチカートをひとつ残して終わります。
第4楽章:民謡風な弦楽器のフレーズから始ります。
そして幾重にもそんなフレーズを重ねながら、続けるとやがて、曲も勢いが
付き始めて、盛上がっていきます。
やや緊張感を持った表情にもなりますが、明るいクライマックスを迎えると
そのままの勢いでラストを飾ります。
(※ピチカート→弦楽器の弦を弓ではなく指ではじく演奏法)
かなり、変わった編成ですし、あまり聴きなれない曲かもしれませんが、チャイコフスキーの持ち味がそのまま生かされている曲ですから、チャイコフスキーのそのままのイメージで聴ける曲だと思います。
あまり有名な曲ではありませんが、チャイコフスキーファンなら、チェックしてみてください。
≪オススメCD≫
クラシック専門店とかなら置いてあると思います。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
弦楽器の少し変わった編成の曲ならコレかな?
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今日はチャイコフスキー:弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」です。
この曲は、ちょっと変わった編成で通常の弦楽四重奏のヴァイオリン2台、ヴィオラ1台、チェロ1台の4つの楽器に加えて、ヴィオラ、チェロがそれぞれ1台ずつ増やされての六重奏曲になります。
ただ、実際に演奏される場合はこの編成よりも更に弦楽器を増やして弦楽器のための作品として演奏される機会も多いようです。
タイトルにある“フィレンツェ”は言うまでもなくイタリアの都市ですが、チャイコフスキーもイタリア旅行をしているようですから、そのときの事を思い出して書いていたのかもしれませんね。
しかし、曲自体はイタリアというより、いつものしなやかなチャイコフスキーサウンドですから、あまり強く意識しなくてもいいのかもしれません。
弦楽器のしなやかで美しい旋律を楽しめますから、ちょっと変りダネでこういのもいいんじゃないでしょうか。
第1楽章:やや急な感じがする弦楽器の序奏(イントロ)から始まり、序盤は
少し悲しい雰囲気が続きます。
しかし、ヴァイオリンの音色がスゥ~っとしなやかに入ってくると、いつもの
チャイコフスキーのようにさわやかな響きを聴かせてくれます。
そして、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと高音から順に受け渡される音が
とても新鮮に聴こえる美しいフレーズで楽しませてくれます。
後半では、イントロのフレーズに力が入り劇的な展開を一部見せますが、
その後に聴かせるフレーズがやはり、しなやかに決まり、その対照的な聴かせ方が
また曲に引きつけられてしまいます。
第2楽章:暖かく、じわっと聴かせる緩やかなハーモニーで始ります。
やがて※ピチカートのリズムに乗せてヴァイオリンの清らかなメロディが
始ると、とても神秘的で美しい調べを聴かせてくれます。
途中でやわらかく入るチェロがとても絶妙な感覚を味わせてくれます。
そして、一度静かになると少しざわついたように、弦楽器がどよめいていきます。
しかし、しっとりとしたチェロのソロが始るとまた落ち着いてロマンチックな
フレーズを聴かせます。
第3楽章:少し引きずるような低音から始ります。静かに始るフレーズが
徐々に盛上がると、何度も揺さぶるような力強いフレーズが続きます。
そして、ガサガサと空寒いリズムに乗せていきます。
急にテンポアップしてせわしないような、そして勢いのあるフレーズが
飛び出してきます。
慌てて駆け出しているようにも聴こえます。
そして激しく音を重ねていきますが、だんだんボリュームが小さくなり最後は
ボン♪と大きなピチカートをひとつ残して終わります。
第4楽章:民謡風な弦楽器のフレーズから始ります。
そして幾重にもそんなフレーズを重ねながら、続けるとやがて、曲も勢いが
付き始めて、盛上がっていきます。
やや緊張感を持った表情にもなりますが、明るいクライマックスを迎えると
そのままの勢いでラストを飾ります。
(※ピチカート→弦楽器の弦を弓ではなく指ではじく演奏法)
かなり、変わった編成ですし、あまり聴きなれない曲かもしれませんが、チャイコフスキーの持ち味がそのまま生かされている曲ですから、チャイコフスキーのそのままのイメージで聴ける曲だと思います。
あまり有名な曲ではありませんが、チャイコフスキーファンなら、チェックしてみてください。
≪オススメCD≫
クラシック専門店とかなら置いてあると思います。
フィレンツェの思い出チャン(サラ), ハルトーク(ベルンハルト), クリスト(ヴォルフラム), クリスト(ターニャ), ファウスト(ゲオルク), マニンガー(オラフ), チャイコフスキー, ドヴォルザーク東芝EMIこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
弦楽器の少し変わった編成の曲ならコレかな?
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