初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

フルート四重奏曲第1番

2007年02月27日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:フルート四重奏曲第1番です。

この曲は、名前にあるとおりフルートにヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦楽器を加えた四重奏です。小編成の曲ですがフルートのさわやかな音色を弦楽器が鮮やかに演出していますから、サラッと聴ける快適な曲ですね。

モーツァルトのこういう小編成の曲は、とても耳障りもよくて特にクラシックという意識をしなくても気軽に聴けるのがいいですよね。
フルート四重奏曲は全部で4つ作曲されているようですがCDなら、たいていの場合は全曲が録音されているようですから、フルートファンなら必見(必聴?)の曲だと思います。


 第1楽章:弦楽器が軽快に刻むリズムに乗って軽やかなフルートの音色が心地よく
 響いてきます。
 その後もヴァイオリンとフルートが競い合うように活き活きとしたフレーズを
 聴かせてくれます。
 その後も軽やかなフルートの響きは、心地よく肌に触れる「春一番」のように
 快適な雰囲気を与えてくれます。

 第2楽章:1楽章とは変わって、少し切ないフルートのメロディは、弦楽器の
 ポツポツと響くピチカート(弦楽器を弓ではなく指ではじく演奏)のリズムも
 あわせて悲しく響きます。
 しとしと降る春雨のようにちょっと切ない音楽になっています。

 第3楽章:2楽章の悲しい雰囲気を跳ね飛ばすように、再び勢いを取り戻した音楽が
 さわやかに響きます。
 フルートのメロディにヴァイオリン、ヴィオラなども明るく鮮やかな響きを加えて
 楽しく明るい曲調がとてもまぶしく輝くように最後まで勢いを保ったまま曲を
 終わります。
 
モーツァルトの室内楽(小編成の曲)は、聴きやすいですしフルートのさわやかな響きがとても心地よく聴けますからスッキリとした気分になれますね。
適度なリズムと軽快な音楽がモーツァルトのテイストで楽しめますから、これもオススメの一曲ですね。


≪オススメCD≫
エマーソン四重奏団でどうぞ。
モーツァルト:フルート四重奏曲第1番&第2番&第3番&第4番
ウィンセンス(キャロル), エマーソン弦楽四重奏団, モーツァルト
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:★★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
さわやかな朝に聴くと目覚めもよく起きれそうな曲です。


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