ひげマスター・ciciありむらのおとぼけ日記(ブログ五七五) 

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東日本大震災…福島原発

2011-03-20 07:33:08 | Weblog
 政府は福島原発の放射能漏えい事故で国民を不安に陥れているが、菅首相は「政治主導」を意識した事故の対応が後手に回り与野党双方から「無策」と批判されている。
 事故当初、米軍は冷却材を持っていき原子炉に注入するとを提言したが炉が使えなくなるからと断る。菅首相は「外部への放射性物質はの影響はない」と発表。
 12日午前3時に東電が政府に蒸気放出の緊急処置を要請を出すも、菅首相が視察に行くので到着するまで蒸気放出待機命令をする。
 12日早朝に福島原発を視察。この間、官邸や現場は何も動きがとれなくなり、この時間のロスが致命傷となた。結果的に蒸気放出作業の実施は要請から6時間以上も経過していた。
 午後の与野党党首会談で「危機的状況にはならぬ」と言い切ったが、その最中の15時36分に1号機の爆発が起きて建屋が崩壊した。
 1号機の爆発事故の約1時間後には日本テレビが爆発瞬間の映像を流しBBCなどによって世界に流れたが、官房長官が記者会見をしたのは爆発から2時間後で、爆発を認めたのは5時間後だった。
 政府は国民向けのメッセージを発表をしたが、具体的な状況はさっぱり分からず、対策を小出しにしただけで、国民に不安と混乱を招いた。
 原子炉への放水も遅れた件についても、政府高官は「16日に自衛隊による放水が出来なかったのは首相の決断が半日遅れた為だ。その間に放射線量が上がった可能性がある」と指摘。
 19日には国際原子力事象評価尺度のレベルが国内最悪の「5」になったが、全て首相と東電の決断ミスと決断遅れ。今回の原発事故は特に菅首相のパーフォーマンスと東電の危機管理より利益を優先させたための人災だ。
 そんな心許ない菅政府や東電の指揮の下、事故現場ではまさに決死の作業が続き日本中が固唾をのんで見ている。原発の反対派はそれみたことか、と危険性を言いたてるだろう。
 しかし、いまや電力の供給量の3割を占める原発なしには生活も産業も成り立たない。冷静に対応をしなければ日本の経済や生活が停止してしまう。
 私は以前から疑問に思っていたが、いくら立派で頑丈な施設を造っても戦争でミサイルを撃ち込まれると原発は破壊され放射能が拡散する。
 また今回の事故で施設や冷却装置の設計も「想定外」には脆弱さを露呈した。そこで「最悪の事態を想定」して、地下深くに核シェルターを造って原発を設置すればよいと思う。
 その上に大きなプールを設置して水を蓄えればイザという時に手動でも弁を開けて原子炉に注入できるようにすれば、今回のような失敗は無いだろう。
 色々と申し並べましたが、現場で命がけで事態収拾に当たっている作業員の方々の無事を祈りつつ、この難局が早期に治まることを心から願います。

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