『罠の戦争』は今、放送しているドラマの中で一番面白い。
衆議院議員・犬飼孝介(本田博太郎)の第一秘書を務める鷲津亨(草彅剛)の息子が瀕死の重傷を負う事件を中心に展開。
人に復讐しようと思うきっかけや動機は千差万別。鷲津にとっての家族はかけがえのないものだし、その幸せを奪ったのが、恩人だと思って仕えてきた犬飼。
その犬飼から事件の“もみ消し”指示を受け、そして、思いもよらない「先生」の裏切りだった。
このまま全てを呑み込み、理不尽な要求を受け入れるのか?常に冷静沈着、何があっても感情を表に出さない鷲津もこの時ばかりは怒りを抑えきれない。
これまで、仕事のためには自分を殺し、我慢を重ねるのが当たり前だと思ってきた彼の中で、何かが大きく変わった。
第3話まで見たが、想像の上を行く展開と、草彅剛の間、表情、滑舌、唇、眉、顔の微かな動き、背中の動きが演技が凄くて引き込まれた。
特に第3話の亨と犬飼の直接対決の場となった幹事長たちの会合はかなり見応えがあった。
次回は、鷲津が政界に。息子をあんな目に合わせた犯人は?この先の新たなステージのストーリーが楽しみで仕方ない。
■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm