昨日で東京パラリンピックが終わった。今回、競技を観戦して多くの感動と多くの事を学んだ。
どんな辛い条件でもそれを苦にもせず、一生懸命に競技に打ち込む気構えや、走り、跳び、泳ぐ姿にとても感激し胸が熱くなった。
普通だったら暗い人生しかないと思える人たちだが、パラリンピックの出場者みんなは明るいので嬉しくなった。
「極限の苦難を乗り越えた人は自信を得て明るくなれるんや。俺ら健常者はちょっとした事で落ち込んでられへん」。彼らから私自身の意識変革が起こった。
観戦を通じて彼らの後ろに、車椅子や様々な用具の開発に携わった関係者や、色々なサポートをしてくれる人たちが、想像以上に沢山居る事を知った。
生きる意味を見失う人もいる中、パラリンピック委員会が競技方法を次々と考案し取り入れて一人でも多くの方が活躍出来る舞台を設けて、彼らに生きる夢と希望をもたらした功績は大きい。
パラリンピックの原点には「出来ないではなく、どうすれば出来るかを考える」とのプラス思考がある。
ある選手の「不可能の言葉はない」の強い言葉。身体的な苦しさをパラリンピアンは競技を通じてその理念を体現してきた。
パラリンピックの父と呼ばれる英国のルードウィッヒ・グットマン医師は「失ったものを数えるな。残された機能を最大限に生かそう」との言葉を残し、これが大会の精神となっている。
経営の神様・松下幸之助さんにも「ないものを嘆くな。あるものを活(イ)かせ」の名言があるが、パラリンピックの理念と共通し、そのテーマは経営の理念にも、あらゆる事案にも通じる。
私の持論は「出来ないと諦めるとそこで終わる。諦めずに知恵を絞りチャレンジすると何かを得る事ができる」
自分と同じような考えであり、我が意を得たりとと心でうなずいた。