タコ焼き

　お客のG君が駅の近くのタコ焼き屋でタコ焼きを買ってきてM君に配った。

　客M「ここのタコ焼きはアカンわ」
　客G「何で？」
　客M「タコが小さい。それに全体的に柔らかい」
　私 「美味しいタコ焼きは外がカリッとして中がトロッとしてやなアカン」
　客G「俺は気になれへんかったけど、そうかいな」
　私 「G君はそのタコ焼き屋、知り合いやろ。アドバイスしたりや」
　客G「どないアドバイスをしたらエエのん？」
　私 「生地は薄力粉10で強力粉は1。だし汁でポタージュスープぐらいのとろみに溶く。山芋はすりおろして入れ最初は強火、形が整ったら中火にする事」
　客G「よう知ってるなあ」
　私 「昔、よう作ってたからや。それとタコはケチったらアカン」
　客G「商売やったらコストが高なったらアカンやん」
　私 「タコは大きく、タコは大きくと耳にタコが出来るぐらいしつこく言うたらエエねん」
　客G「それ、コストダウンに関係あるの？」
　私 「耳に出来たタコでタコ焼きを作ったら、コストダウンになるやん」
　客M「マスター、それは食べられへんで」

　一句：タコ焼き屋　大きいタコで　勝負せよ
　謎かけ：タコ焼きとかけて、幼稚園と解く。どちらも(楊枝・幼児)を必要とします