ダメ元

　一昨日、店の製氷機が異様な音をして氷が作れない状態になった。この機械は買って15年ぐらいになるのでいよいよ寿命がきたようだ。
　だが、待てよ。「新品に替える前に、いっぺん原因を調べてみよ」と昨日の昼に製氷機の天板をはずして内部を覗いた。
　よく見ると水皿を上下させる引っぱりバネが2本あるうちの1本が破損していた。「原因はこれに違いない！」
　早速、ネットでメーカーの営業所を調べると当店から800m位のところにあり、電話で問い合わせるとバネがあったので自転車で買いに行った。
　帰宅後、電源をコンセントから外して作業に取り掛かるが、バネが奥まったところにありかなり手間取ったが何とか装着完了。
　電源を入れると異音を発する事なくモーターが心地よく回転、氷が出来るまで自宅で待機した。
　頃合いを見計らって店に行くと丁度「ガタッ」と貯氷室に氷が落ちる音が鳴った。普段聞き慣れたその音を聞いて製氷機が直ったと確信し貯氷室を見ると少し氷が貯まっていた。
　これまでも持ち前の『ダメ元精神』で何度か故障の器具を修理した事があるが、今回もまた余分な出費が抑えられた。
　
　一句：ダメ元で　器具を直して　経費浮く
　謎かけ：ダメ元とかけて、清水アキラが眼鏡をかけると解く。どちらも(諦めが悪い・アキラ、目が悪い)でしょう