GPS

　宮城県の知事が性犯罪者に対して、警察が行動を監視できるようにGPS(衛星利用測位システム)装置の常時携帯を義務付ける条例化を目指している。
　性犯罪の被害者は尊厳が著しく侵害されて心に大きな傷を負い後遺症に悩まされる。それなのに性犯罪者は被害者が泣き寝入りしがちなのを知っているのでまた犯罪を犯す。だからGPSは再犯に対する抑止効果が期待できると同知事は語っている。
　ところが加害者にも基本的人権があり、刑期を終えた人に対して将来まで行動の自由を束縛するのは人権侵害の行き過ぎだと訴える人もいる。
　こういう人権派を自認する人は詭弁であり無責任でもある。被害者の踏みにじられた人権を軽視して加害者の人権を声高に守ろうとするが、どうすれば再犯を防ぐ事が出来るかを語らないし、再犯を犯した時の事を語らない。
　それと人権派の人達の家族がレイプをされた時に、加害者の人権を守れと言えるのかがつくづく疑問に思う。　
　私は人権を侵す性犯罪者の人権よりも一般市民が安心して生活できる環境の整備の方が大切だと思うので性犯罪者にGPSを装着には賛成だ。『性犯罪＝GPS装着』を浸透させるとで、再犯どころか初犯の抑止力にもつながると思う。

　一句：宇宙から　GPSで　位置を知る　
　謎かけ：GPSとかけて、健康の維持と疾病の予防に努めると解く。どちらも(衛星・衛生)に関わります