可愛いママ。

最近、サキヒナのリップサービスが過ぎるような気がしてきました。

出勤だというのに化粧を忘れて1日過ごした私に、サキタが言う。
「ママはお化粧してもしなくても可愛いから、大丈夫だよ」
しかしその後、ヤツは私の化粧した顔とすっぴんの見分けがつかないことが判明。

花粉症対策に、マスクをして出掛けようとする私に、ヒナタが言う。
「ママは、マスクしてもしなくても可愛いから、どっちでもイイよ」
可愛い柄付きの布マスクをしているから、それが半分以上を占めているとは思う。

それにしても、事あるごとに「ママは可愛い」と言ってくれる息子達です。
本当にそう思っていてくれるのならとても嬉しいけれど、今後私の老化が進むのと、奴らが思春期に突入するのとを考えると、いつまでそう思っていてくれるでしょうか。（´ω｀；

そんな私の全てを肯定してくれるサキヒナですが、どうしても受け入れてくれないことがあります。

伸びてきた前髪をお風呂場で切っていると、一緒に入っていたサキヒナが揃って慌てた声を上げる。
「ママ、髪の毛切るの？！　後ろの髪も切るの？！」
「えー！　切らないで欲しいー！　その方が可愛いからぁー！！」
もともと長い髪が好きなサキタはともかく、短い髪が好きと言っていたヒナタまでもそんなことを言い出すとは。
その辺をヒナタに尋ねてみたところ、「ママはそのままがイイ」とのことで、長い髪というよりは現状維持を希望している模様。
そろそろ髪切りたいんですけどね、ママも…。

つーか、ママは自分で自分の後ろの髪を切ることはできないと、いつになったら覚えるのだろうか。