Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

ピンク色の落し物。

2014-01-22 23:30:55 | Weblog
怒涛の保育園お迎え時刻。
サキヒナのお迎えは18時なので、当然その前には行かなくてはなりません。
そしてそれはどの家庭でも同じこと、更に言うと18時お迎えは通常料金内ギリギリなのでとても多く、非常に混雑しています。
酷い時には、駐輪場に自転車を停め切れないほど。
これから夕飯食べさせて、お風呂に入れて、寝かし付けまで、時間との戦いの幕開けとなるこの時間帯、ママ達はいつも必死ながら、どこかキレちゃった笑いを垂れ流していることもしばしば。
要するに、もう疲れちゃって笑うしかナイんだよね。
だけどそれも皆一緒、寝かし付けまでのコアタイムを一緒に頑張ろうぜ同志達よ!

そんないつもの光景が繰り広げられる今日は、サキタのクラスでお布団カバー交換というより面倒臭い工程が追加される日です。
私はサキヒナ共に同じ幼児棟に預けているので、まずサキタのクラスへ行き、サキタを遊ばせたままお布団カバー交換をしてから、サキタを連れて身支度をする部屋へ向かいます。
するとそこには、サキタのガールフレンド(笑)・ことちゃんのママが、ねずみ組(1歳児クラス)の妹ちゃんを連れて荷物を纏めていました。
ねずみさんは乳児棟だから、絶対先にお迎えに行かなきゃいけないんだよね… 妹ちゃんを連れて移動するのは大変だから、先に荷物を纏めて全部持ってからお布団カバー交換の部屋に行って、そこにいることちゃんをピックアップする作戦か…。
お互い「水曜日って荷物多いしお布団カバー交換面倒だし、ヤダよねー!」なんて言い合いながら、ロッカーから荷物を引き摺り出します。
私はサキタを連れているので本人に「自分のことは自分でやれ」と言えば済みますが、ことちゃんママは妹ちゃん(ヒナタより大きい)を背負って大荷物を抱えて大変だー。
先に支度を終えて立ち上がった彼女を見送ると、ふと立ち去った後にピンク色の何かが落ちているのに気付きました。
ピンクに白い水玉模様の可愛い手袋、これもしかしてことちゃんママが落として行ったのではナイかな…?
振り返ると部屋の反対側の隅で掲示板の貼り紙などチェックしていることちゃんママがいたので、ピンクの手袋を「これ、落とした~?」と差し出すと、「… 落 と し た 。(笑) ありがとう~」と苦笑い。
わかるわかる、荷物が多くて、ちっちゃい手袋なんか零れ落ちちゃうよねー。(^-^;

その後、部屋の掲示板を同じようにチェックし、そういえば今月の製作をやったと先生が言っていたっけ… と壁を見ると、子ども達の作品が貼り出されていました。
サキタと「サキタのはどれ? へえ、あの青いのは何? あっちの黄色いのはピカチュウ描いたの? どうでもイイけどあのABCDEFって、何で全部鏡文字なの?」などとアレコレお喋り。
勿論さっさと帰りたいのですが、こうしてヒナタを迎えに行く前にちょっとくらい、サキタだけを見て園での様子を見たり聞いたりするのは大事だよね。

さて、遅くなってしまったぞ、ヒナタのお迎えに行かなくちゃね! とサキタを促しつつ廊下に出ると、ピンクのコートが落ちていました。
…見覚えはあるがまさかね、しかしこんな大物を落として行くだろうか…。(´ω`;
そこはうさぎ組(3歳児クラス)の前だったので、もしかしたら全然知らない子の落し物かもしれません。
ここは無難に、通り掛かった先生に渡すか、落とし主が取りに来ることを考えて、邪魔にならない端にでも寄せておこうか… と拾い上げたところ、サキタがきっぱりと「それ、ことちゃんの上着!」と。あ、やっぱり?(´▽`;

「いやホラ、ここうさぎさんのお部屋の前じゃん? うさぎさんの子の落し物かもよ? 寒いから上着忘れて帰るってことはナイと思うし、取りに来るんじゃナイ?」
「ことちゃんのだってば! だってピンクだもん」
「いやホラ、ピンクの上着を着てる女の子、いっぱいいるじゃん」
「そんなこと言っててことちゃんが風邪を引いちゃったらどうするの?! 僕よく見てるから知ってるの、それはことちゃんの上着! 届けてあげなくちゃ!」
「…わかったよ、まだお布団のお部屋にいるか見てこよう…」

落とし主がすれ違いに探しに来たら困るよな… とは思いましたが、サキタがこれだけ言い張るのだし、とお布団カバー交換の部屋へ。
するとまずことちゃんが遊んでいるのが目に入り、くるりと見渡すと、こちらに背を向けて他のママとお喋りしながらお布団カバー交換をしていることちゃんママ発見。
「ことちゃんママー、これ、落とした~?」と本日2回目の問いかけをしつつ上着を差し出すと、振り返ったことちゃんママはその場でひっくり返りそうにのけぞって大笑い。

「… 落 と し た 。(爆笑)」

もうね、その場にいた他のママも先生も、あまりに大物な落し物に爆笑だったよね。

「廊下に落ちててさ、サキタが『絶対ことちゃんのだ』って言うもんだから」
「そうなのー?! ありがとうサキタくん! さすがよく見てるー! …ゴメン、もうなんか気が抜けちゃっててさ~」
「わかるわかる超わかる」(その場全員頷く)

ことちゃんはママに飛びついて「ママ、落として来ないでよ~」と笑い、サキタはサキタで「僕、よく見てたでしょ♪」と得意気。
これで、大好きなことちゃんが風邪をひかずに済んだね。(笑)

お迎え時の保育園は、ママ達の戦場です。
でも孤独じゃナイから、皆笑ってるよ。(^-^)♪