Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

手に手を取って。

2013-03-12 23:39:13 | Weblog
サキタのクラスへお迎えに行くと、ヒナタはいつも人気者。
皆小さい子に構いたがるし、特に弟や妹のイナイ女の子などは、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれます。
ずっとにぃにのクラスに通い続けているヒナタはすっかり慣れたもので、いつも構ってくれるお兄ちゃんやお姉ちゃんにはすっかり懐いています。
もともと泣くことは少なかったし、今はほとんど泣くことなんてアリマセン。
周りのママ達にも、「かわい~い♪ 昔を思い出すねぇえええ」「これだけ年上の子に揉まれているのに、本当にヒナちゃんは泣かないよね。エライな~」などと、褒めていただいたり。
サキタ達より小さい子がいればすっかりマスコット扱いですが、ヒナタは慣れた分だけ愛想もイイので、可愛がられています。
ありがたいことです。

そして今日も、サキタと一緒に園庭まで出た女の子達は、靴を履いたヒナタの手を取ってくれます。
お姉ちゃんぶって小さい子の手を引きたいのです、ヒナタも喜んでいるのだから微笑ましい限りです。
私も楽だしよ!
しかし今日は珍しく、そんな女の子が2人。
どちらもお迎えの時間が被り易く、ヒナタも慣れたお姉ちゃん達です。
1人がさっとヒナタの手を取り、ヒナタもにこにこと歩きだすと、ヒナタの反対の手をもう1人が握ります。
あらあらお姉ちゃんが2人、イイわね、良かったね~♪ などとそれぞれのママ達と笑いながら門へと向かったのですが。
他のお友達とさっさと門まで走って行き、先に門を出て行ったお友達を見送って戻ってきたサキタ。
ヒナタが女の子2人に手を取られて歩いているのを見ると、うろうろと周りを回り、いきなり私にしがみついて泣きだすではナイですか。

「僕もヒナタくんと手を繋ぎたかったのー!!」

お前毎日イヤってほどヒナタと絡んでるけど、それでも泣くほど手を繋ぎたいってー?!

ヒナタが全然泣かないと感心していたママ達は、寧ろそんな可愛らしい理由(私からしたらアホかって感じなんだけど)でサキタが泣くことにびっくり。
「仲良しなんだねー!! あははははははは!!」
いやまぁ、それはそうなんだけどね、そんな泣くほどっていくら何でもおかしかねぇか、なぁオイ? (´д`;

サキタが泣きだしたことにびっくりした女の子達は顔を見合わせ、そのうち1人がぱっとヒナタの手を離してサキタに手を繋ぐよう促し、自分は「ほらほら、泣かないで~」とサキタの反対の手を取りました。ありがとう…。
4人で仲良く手を繋いで門へと歩きながらも、サキタは顔だけ私の方に向け、「僕が最初からヒナタくんと手を繋ぎたかったの~」と愚図愚図。
ママ達は大笑いし、私は「サキがさっさと走って行っちゃったんだろう! ヒナタを置いて行っちゃったんだろう! お姉ちゃん達が待っていてくれたから、ヒナタはお姉ちゃん達と手を繋いだんだ。いつまでもサキが泣くな、おかしいだろう! サキはヒナを守ってやるんだろ、泣いてたらできないぞ!」と説教を垂れていました。
何なのよこの展開…。

サキヒナが仲良しなのは結構なことですが、ちょっとくらいお姉ちゃん気分を味わいたい末っ子達にも、園庭を歩くくらいは譲ってあげてくれないだろうかね…。