何も予定のナイ、日曜日。
何をしたわけでもナイのにだるい体を休めるべく、ごろごろとベッドで過ごす。
ハルトくんは、朝から友達とサッカーをするのだと出掛けてしまった。
昼過ぎ。
唐突に、「これじゃイカン！」と飛び起きた。
別に理由なんかナイ。
思いついたままにベッドを抜け出し、顔を洗って身支度を整え、最近買ったばかりの服に着替える。
普段は苦手なためいじらない髪も、少しだけいじってカワイく。
寝惚けた顔にワンパターンな化粧を施し、お出掛け準備万端！
そこへ、ハルトくんが帰宅した。
「あれ？ 何、どっか出掛けるの～？ カワイイ格好して～（＾-＾）」
「どこでもイイから、外に出る！ このまま家にいたらダメ人間な気がする！ 運動不足にもほどがある！ とりあえず散歩でもイイ！（｀-´）」
「おお～。じゃあ、散歩がてら競馬場に行ってみようよ（＾-＾）」
我が家から歩いて数分のところに、競馬場がある。
私もハルトくんもギャンブルには手を出さないため、近くにありながら1度も行ったことはなかった。
儲けようとは思わないが馬券を買ってみてもイイし、公園みたいになっていると会社の人に聞いたことがあるから、お散歩するにはイイかもしれない。
後は単純に、馬？ 馬が見たい～♪（´ω｀）
そんなわけで、行ってみた。
大きなレースをやっているわけではなさそうだったけれど、結構な人、人、人。
馬が走ってくると、皆叫ぶ！
後は、屋外だというのに全体的に少々煙い。
受動喫煙を避けるべく、人の多いところを離れ、公園のようになっている方へと歩く。
花がキレイに咲いていたりして、こちらのスペースは子供連れが目立つ。
きっと家族でやって来て、お父さんが競馬に興じている間に、お母さんは子供を遊ばせているのだろうな。
遠目だけど馬も見えるし、かなり広いし、公園としてもなかなかだ。
最後の2レース分だけ、適当に100円ずつ馬券を買ってみる。
適当に選んだだけあって当たりはしなかったが、馬券の買い方すら知らなかったもんで、「馬券を買ってみた」というだけで何だか楽しかった。（単純）
ん、でもハマりゃしねぇな。
少しの散歩のつもりが、結構長いこと歩くことになった。
入って来たところとは全く別の出口に出て、家に帰るまでにちょろちょろと寄り道をしたせいだ。
おかげで結構疲れてしまったけれど、家でぼんやりと過ごしているよりはリフレッシュしただろう。
そうそう、今日は少し風の強い1日だった。
競馬新聞が舞うのを何度見たことか。
あのさ、レースが済んでいらなくなったんなら、ちゃんとゴミ箱に入れたらどうなんだいおっさん達よ。