紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

「功名が辻」を倍楽しむー予告編

2006年07月08日 18時01分16秒 | 功名が辻
今日は台風接近のせいか蒸し暑い。

NHKも民放のCMよろしく、番組宣伝をよくやっている。たまたまテレビを観たら、「功名が辻」の前宣伝をやっていた。
明日の一豊は ↓  の柄の着物を着ます。(タブン) 「ほや」という紋です。
     
丁度先日アップした『ほ』の項に「ほや」紋を掲載したばかりでした。(残念ながら「ほや」紋は描いてなかった)

      家紋ギャラリー「ほ」はこちら

今まで『着物の柄と紋』について書いてきましたが、戦国の時代、こんなに『紋』『紋様』を着物の柄に使っているのかな?という疑問がわきます。ホンマかいなと。
NHKは時代考証をしっかりやっていると思いますので、そうだろうとは思います。
又、「浮世絵」の本を見たり、先日名古屋のボストン美術館で「江戸の誘惑」と題して「浮世絵展」を見て来ましたが、あります、あります。
時代はだいぶ下りますが、江戸時代の着物の紋様には、様々な「紋様」が柄として使われています。
     「鉄線」紋

    
       
         「浮線蝶」もどき紋様          「持合い亀甲に唐花」紋

大名、トップクラスの武家の家紋は、着物の柄としては使わなかったと思われますが、いろいろ紋を変形した「紋様」を着物の柄にして楽しんだのではないでしょうか。
又そこから、新しい「紋」が創られて行って、紋のバリエーションが増えていったと推察されます(あくまで個人的見解ですが)

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