紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

「功名が辻」を倍楽しむ(16)

2006年11月06日 19時09分49秒 | 功名が辻
      
      

さながら戦場絵巻。
様々な紋様の旗指物が行き交う。
ひとつ一つの命が虫けらの様に飛び散っていく・・・・ふと、こんな感傷にもなった。

石田三成の紋は「大一大万大吉」紋として知られているが、「桔梗」紋「九曜」紋もあったと言う。兜の頬当て?には「丸に三つ星」紋が飾られていた。(NHK小道具の間違いか・・・・・?)
     

一豊(後姿)の兜の飾りには「幣」紋が付いていた。功名の為の神頼みか・・・・とすると一豊らしい飾り物である。
      

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<補足 > 「家紋大図鑑」によれば、戦国時代の織田信長は禅僧の南化国師の影響から「無の字の紋」を家紋としていたが、一豊も南化国師にかぶれ、会津征伐では「無紋の旗」を立てていた。
又、一豊の本紋は「三つ柏(土佐柏)」だが、替え紋は白黒一文字で、山内家ではこの「一文字」紋を重く見ていたという。

余談だが、風さんの紋「丸に鱗に一文字」はこの一豊の「一文字」紋にあやかったかも知れない。

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7 コメント

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風さんの紋 (つらつら)
2006-11-07 21:58:58
風さんの紋、どんなのかな~
変わった紋みたいですねー。
先日、電車で法被か半纏の背中におおきく「鶴に丸」の紋が染めてあるのを着た若者3人いました。
襟にローマ字でSEKIDOって入っていたので電気屋さんの人だったのかも・・・でも紋はかっこよかったです。
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つらつらさん (たーぼー)
2006-11-07 23:36:49
風さんの紋は「展示室」http://park17.wakwak.com/~chitaya/tenjisitu.htmの「丸に鱗に地抜き一の字」(地抜きは余分でしたが)の紋です。

いろいろと紋が見かけられますね~何かのお祭だったんでしょうか?
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山内家に ()
2006-11-10 00:11:08
あやかろうという心意気があったかどうかは怪しい物ですが、曾祖父なら考えそうなことかも知れません(笑)今回帰ったとき、古い物を処分するというので見たら、曾祖父の紋付き(羽織)を捨てるというので、いくら何でもそれは勿体ないと拾ってきました。大した色焼けもしていないし今でも着られるくらいですが、要らないのなら何かにリフォームしようと思っています。背で紋を合わせて縫ってあるけど、これって反物の時に紋を入れてあるんですよね。仕立ててからじゃないですよね。愚問だったでしょうか(涙)
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曽祖父 (たーぼー)
2006-11-10 14:30:05
の紋付は、大事に仕舞っておいた方がいいと思います。
良く見本を持ってこられる方がいますけど、前の額騒動ではないですが、上絵した紋付が一番確実な見本となりますから。
風さんの場合は袱紗があるからイイッカー

一般的には仕立てる前に、紋入れをします。ははは~
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おはよう。 ()
2006-11-13 07:54:08
曾祖父以前からの紋だから時代的にはおかしいと息子に話したら却下されました(涙)

紋付きそうよねぇ。伯母が縫っていたとき無地だけのを断ち合わせて縫っていたような気がするけど。もう少し良くいろんな事を見ておけば良かったと思う。
それにしてもちゃんと寸法を決めてそこにあらかじめ紋を入れるんですよね。素晴らしい!
紋ちゃんの縫い紋欲しい!柚子と交換しない?これから柚子取りに行ってきます。
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いいですよ~ (たーぼー)
2006-11-13 18:52:43
柚子五個と好きな縫紋のワッペン2枚と交換しましょうや。
送料の方が高くつく(笑)
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了解 ()
2006-11-16 11:09:52
5個などとケチなことは言いません(笑)柚子玉や柚子酢取り混ぜて土佐の香りをおくります。でもまだ忙しいのでそれらの作業は出荷が大分終わってからですので今月末頃になるかも知れません。
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