紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

仕事の範囲の狭さ・実感

2009年09月09日 22時51分57秒 | 墓石を訪ねて
墓石巡りを重ねてくると、今まで描いて来なくノーマーク、または1、2度しか描いたことがない紋(問屋経由で来てるかも知れませんが)に出会うことがあり、改めて自分の仕事の狭さと云うか、客筋の偏りを感じさせられます。

  
「丸に見本・軍配」 片岡姓
片岡姓は「・軍配」「五三の桐」「根笹」「桧扇に丸に二引」を1,2回描いただけですが、水海道霊苑でまとまって見つかりました。

  
「丸に揚羽蝶」 小酒井姓
小酒井性も描く紋は少なく「並び矢」「桧扇」「揚羽蝶」「橘」を一度づつ描いて来ただけでした。
これも上記の水海道霊苑にありました。

  
「丸に一の字」 和田姓
次木上吹霊園ですが、「五瓜に一の字」紋もありました。
和田姓は「丸に三引」「下り藤」「五三の桐」「剣片喰」の順で何回か描いてきましたが、「一の字」紋は無かった。

  
「丸に切竹笹に傘」 日比野姓
日比野性も「並び矢」「荒枝左三階松」「違い矢」・・・・・・と薄く広く描いてきましたが、この紋はノーマーク(涙)

  
「丸に反り桔梗」  太田姓 「丸に桔梗」もあり。
太田姓も「橘」「隅立四目」「左三巴」「桔梗」・・・・・・と薄く広く描いてきましたが、ノーマークで、那加の新加納霊苑にありました。

話は違いますが、墓石の紋は、殆ど彫って描かれていますが、編集していて初めて気が付いたのですが、「紋ペタくん」(カッティングシート)を貼ってありました。こういう使い方は知りませんでした。
  

金魚も、日が経つにつれ大きく成長し、金魚らしくなってきました。