こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

招かざるもの

2018-07-17 05:30:00 | 我が家
今年は異常気象だ。

ここ数日の猛暑と、先週の西日本豪雨災害は ニュースを聞くたび死亡者と安否不明者数の増加に

背筋が凍る思いがします。あの災害が もしかしたら紀伊半島なら、もし串本町ならと考えただけで

どの段階で避難すればいいのか?どこに避難すればいいのか?大水なら 高い場所にいけばいいけど

そこには 雨をしのげる建物は無く 夜間の避難なら朝まで立ち続けなければならない。私たちだけなら

大丈夫でも 高齢のおばあちゃんを連れてと思うと 集会所があれば・・・、集会所はあっても

川のそばで水があふれたら速攻床上浸水するようなところだ・・・。


梅雨の頃 「今年はハチが多いで。台風多いかも」ということをよく聞いた。

台風が多い年は ハチが高いところに巣を作る・・・ということなんだけど、山のそばに家があると

「ハチの巣って、アシナガバチやスズメバチ、土バチとかよく見るから大小の巣は普通だよね」と

のんきに思ってしまう。居間から 軒下を飛ぶハチを何度か見かけていた。スズメバチじゃないし

土バチかな~と思っていたら、ある日 一匹だったのが二匹三匹と飛んできた。さすがにハチの巣を

造り始めたのか?と外に出て確認したら、「うそ~、作っているやん。おまけに働きバチか?

兵隊バチか?巣を作っているやん!」と勝手に巣を大きくしていた。これは 暗くなってから駆除をしないと

と思い、昼間のうちに ハチアブジェットスプレーを用意し、夜を待った。だいたい こんな作業は

男がするものなんだけど、言いだした者が先頭に立つ・・という、というか 私がしなくちゃ あまりおとうさんが

先に立ってすることがないので おとうさんには懐中電灯を照らしてもらい、スプレー噴射を私が担当ということ

で開始した。スプレーは 10メートル以上噴霧できるので 一気に噴きつけたら ハチが戦闘攻撃する間も

ないと思うんだけど、巣から離れたところにいるハチに攻撃されたら 勝つのはムリな気もする。

おとうさんも照らし続けていたら自分のほうにハチが来てしまうとビビるので 場所を確認し 私が噴霧し

懐中電灯を点けたり消したりして 様子を伺いながら駆除することに。一気に噴きつけていたら

ボトボトと何かが巣から落ちているような音がする。私は巣の外にとまっていたハチが落ちているもんだと思って

いたんだけど、翌朝見てみたら それはハチの巣の中にいたこれから出てくる幼虫のハチたちだった。

お尻のしま模様もできていたので数日後には ハチとなって巣の拡大に貢献するハチたちだった。



ハチアブジェットはスゴイ威力だ。ハチの巣にとまって寝ていたハチが その姿のまま死んでいた。

白いのがこれからハチになるものだから この段階で駆除することができてよかった。



直径12,3センチはあった。お皿ほどの大きさだ。もっと小さいうちに駆除してたらよかったものを・・とおばあちゃんに言われてしまった。



母屋には柿の木があり、昨年のお風呂とトイレを新築した時に邪魔になるから  伐ってしまおうと私は言った。

しかし 母屋のおばあちゃんは 柿の木の下に エビネの鉢を置いているため日よけに柿をしたいがためか 秋に柿を食べたいがためか

伐らないと言い張って 私としては柿の葉が落ちて側溝に溜まったり、青柿が落ちて腐ると コバエがわいたり、秋には熟した柿に

スズメバチが飛んできたりするので嫌で仕方がないんだけど年寄りの希望を心ならずも聞いてあげたんだけど・・・

5,6センチの青柿に サルがやって来るようになった。お風呂の掃除をしていたら屋根でゴトンと音がする。柿の実が落ちたのかと

思っていたら、窓からサルが枝を揺すっているのが見えた。慌てて大声を出しながら外に出ると、サルが青柿を付けた枝を口にくわえて屋根を

走って行く。その下をこげが追いかけていくも なぜか吠えないし、山に逃げたサルは 上からこげを見ている。「そこで吠えろ~!」と

こげに言っても こげはくるっと方向転換・・・たしかに 高いところのサルとは戦えないよね・・・と笑うしかないのだが、

あまりにサルが来るものだから ネットでサルの撃退方法を調べたら ヘビが苦手で、おもちゃのヘビで撃退した・・という記事を

見つけた。「そうか、おもちゃのヘビで追い払えるなら安いもんだわ」と凹さん。実は数日前にやって来たサルに、鉄砲を構える

恰好をした。それが効果があると聞いていたんだけど 屋根に座ったサルにピストルを構えた格好をしたら、なんとサルが

まるで「え?私のうしろ?」とでもいうように自分の後ろを振り返ったのだ。私 馬鹿にされてんじゃん・・・

あのサルの驚く姿を想像しながら 百均でヘビのおもちゃを買ってきた。おもちゃでも黒っぽいのがいいとあったので

黒いのを手にしたら それはコブラで 顔の周りが少し大きかった。仕方がない 家に帰ってもっとヘビらしいように顔を

切ってみよう・・と思って おばあちゃんに言ったら「そこまで気がつかんやろ」という。そうかな・・と庭の台の上に置いていたら

丁度JAのOくんがやって来た。話をして、Oくんが何気なく振り返って台の上のヘビを見て「わぁ!」と驚いたので私は爆笑。

「やっぱ驚く?ちょっと見 本物っぽいもんね」と言ったら「人間がヘビとか長いものを見て驚くのは 遺伝的に脳にそれが

ヘビだと記憶に刷り込まれているんです!」と説明してくれた。どおりで サルがヘビを苦手とするのは 人間の先祖であるから

なんだと納得。


                 屋根の上で柿を食べ、ゴミを残していく

買ってきたヘビを柿の枝に乗せ、コブラを 幹にくくりつけた。サルが手を伸ばして Oくんのように「ぎゃ!」と驚いてくれたら

良いのだが。



コブラは紐で縛っておいた。・・・しかしだ、 柿の葉に隠れてヘビに気がつかなかったのか 一昨日 またもやサルが来て青柿を

食い散らかしていた。こうなりゃ パチンコで痛い目をさせないといかんかなぁ・・・と 対策を考える毎日だ。

こうして 猛暑の続く中 我が家には招かざるものがあれこれやってくるのだ。

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