ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

大雨の後で

2014-06-06 09:48:08 | かんがえるあし


 梅雨。


 高知県では、記録的な大雨で被害が出ている所もあるそうです。お見舞い申し上げるとともに、今後も災害が発生する危険性が高いですので、十分注意いたしましょう。



 こちら、明浜でも、かなりの雨が、長時間にわたって、降り続きました。現在は上がっていますが、夕方にはまた降りだす予報です。



 上の写真は、俵津地区の農道です。


 石垣の中でも、自然石をそのまま使ったものではなく、加工して積みやすくしたタイプのものです。


 おそらく、この農道を舗装した際に、それまで自然石をそのまま使っていた石垣をこわして、新たに加工石で積みなおしたものと思われます。


 一見すると、とても丈夫そうに見えるのですが、今回の大雨で、崩れてしまっていました。







 実は以前から、この道を通るとき、いつかこの石垣は崩れるな、と思っておりました。


 写真ではわかりにくいかと思いますが、実際に見ると、石垣が大きくゆがんでいて、今にも崩れそうな状態でいるのです。



 数年以内に、大規模な崩壊が起きても、おかしくないと思っています。



 


 石垣が崩壊する理由は、複数あるといえます。それが、複合的な要因となって、崩壊してゆくと考えられます。


 上の写真のように、石垣の隙間から、雑木が生えることがあります。しかし、不用意に、除草剤を多用してあらゆる植物の根を枯らすと、今度は、植物の根という、天然のネット状の土止めがなくなるので、かえって石垣が崩れやすくなったりします。


 


 かと思えば、雑木をそのまま放置しておくと、写真のように巨木になって、台風で木が揺らされれば、根元からごっそり石垣を崩します。ここの石垣は、本当に、危険です。木も大きくなりすぎて、切るのに手間がかかるせいか、管理ができていない様子です。


 石垣を守るのは、単純ではない、ということです。


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿