ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

従妹がうらやましかったです

2021年06月26日 | 介護
私は高校を卒業する時に和裁の専門学校に行きたかったのに、親の反対にあい、行かれず仕方なく就職をした。
かなり年の離れた田舎の従妹が千葉の4年生の和裁の専門学校に行った。
それを知ったときはうらやましかった。
田舎から千葉に来て寮生活をしていた。
その後結婚し、田舎で3人の子供を育てながらどこか呉服屋から頼まれて着物の仕立てをしている。
流石に田舎の従妹に着物は頼めない。
仕立て代を安くしてくれるだろうが、負けてもらってもやはり従姉は仕事としてやるので、それなりにお礼は必要だと思うのだ。
どの従妹もそれなりに人生を歩んでいる。
私は好きなことを好きなように出来なかった青春時代を悲しみ、20年前から同居した母に振り回され、おまけに3年前から認知症になった母の介護までしている。
産んでくれたことしか感謝はしていないが、母と暮らして介護をするのも運命だと思うのだ。
嫌でも仕方がないのだ。
我が家はコロナ禍以前より旅行と言うものには縁遠い。
行かないわけではないが、目的が済んだら帰るのだ。
観光と言うものは少ない。
歌手のクミコさんの歌を聴きに石巻に行ったが1回目は日帰りだった。
2回目も3回目も1泊2日で友達や友人に少しだけ日和山に連れて行ってもらつたり、友人とランチを食べたり、知り合いに被災地を車で案内してもらっただけだった。
美味しいものも見どころもあるのに、帰るのだ。
大阪に行ったときも夜行バスで行き、ビジネスホテルに泊まり、夜行バスで帰ってきた。
岡崎もカクキューさんの味噌屋を見学し、岡崎城を少し見て、名古屋に行き、ビジネスホテルに泊まり、熱田神宮と大須観音に…。
名古屋城では大雨にあい、途中であきらめ帰ってきた。
他にも見どころも美味しいものもあるのに、自宅の母が私たちの留守に何をするかわからないので、帰ってきた。
温泉旅行も久しく行っていない。
海外旅行に至っては新婚旅行でハワイに行ったっきりだ。
母が亡くなったら夫婦で自由に暮らしたいと思えど、昨年心臓にペースメーカーを埋め込んだ母はそう簡単に亡くなりそうもない。
やっと持っている着物の中から1枚お直しに出したが、母が生きている間は着れないと思うのだ。
着物用の箪笥さえないのが現実です。
結婚するときに買った箪笥の上の方に何段か着物や帯をしまえる場所があるだけです。
本当は母が使っている紫檀の箪笥は元々私が独身の頃に買ったものです。
その箪笥、嫁に来るときに持ってくるつもりが、母が新しい箪笥がいいと言い、今、自分の部屋にある箪笥は嫁入り道具で買った箪笥2竿です。
母は私の高級な紫檀の箪笥が使いたかっただけなのです。
ざて着物の話に戻すと、お直しした着物の袖丈は私の低い身長に合わせてあります。
したがって着丈も私の身長に合わせてあります。
身幅も私の太った体型です。
誰かに譲るのは無理ですね。
残りの着物もそのうち何とかしたいと思います。
おそらく洗い張りして縫い直せば着れると思います。
帯は全部合わないそうです。
今の体形には短いそうです。
処分するのもおしく、かといって知らない他人にあげるのもね?
細身の普通の体型なら締められますよ。
9月9日には主人が品川志匠会病院に診察に行くので、そのときにでも草履は品川宿の丸屋履物店で買おうと思います。
いやあ、無理に草履はこの店で買わなくてもいいのですが、この店は島倉千代子さんとゆかりのある店だからです。
前の店主が島倉千代子さんが歌手になる前に若旦那楽団で島倉千代子さんと一緒だったからです。
今は息子さんが跡を継いでいます。
お嫁さんは若女将です。
ただそれだけです。
きちんと着物を着て1度お出かけする。
着物で遺影を撮る。
それだけでいんです。
自分で着る。
恥ずかしくないように着る。


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