ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

三匹の猫

2015年03月16日 | Goods



              



                 ぼくら、スイス生まれの三匹の猫

                 たしか、ベルンのアパートで
                 金髪のお姉さんに造られた。

                 小さな木切れから彫りだされ。
                 広場の屋台でほかの兄弟と並べられ、一個一フランで売られてた。

                 黒い髪のその人は、
                 さんざ品定めした挙句、僕たち三匹を買ったんだ。


                



             それにしても、ここはどこ?

             久しぶりに、もの入れから出され、

             さあ、好きにしなさいと言われたって、


               


                  ああ、暗くなってきた。
  
                  なんだか迷ったみたい。

                


                   どうしよう!
                   どうしよう!

                   どうしよう!