ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

青い空、青い海

2016年08月31日 | 自然



      子ども時代、いつまでも見飽きないものがありました。


       青い空、
      青い海、


      九歳まで、海が目の前の場所に住んでいた。
      山陽電車と国鉄(JR)がぴったり並んで走っていて、
      その向こうは、国道で、
      その先は、白い砂浜だった。

            

      大きな青い空と青い海が豊かに広がっている光景の中で、何時間も座っていた・・・。

      それは、追憶の中で拡大された夢?

      「あの空の向こうになにがあるんだろう」
       目を凝らすと、もう外せないような、蠱惑的な深みに、
       でも、たしかに、時を忘れたのです。

          

      海は、はるかに実際的で、小さなぽんぽん船が浮かび、
      遠くに大きな船が現れ、

      淡路島と大阪湾で包まれた、大きなたらいは、
      腕に抱けるような気がした。

         

      この海の向こうと空の果ては、
      どこかでつながっているにちがいない、
      そんなささやきが、ひらひらと頭の上を舞って、
      でも、

      その青空と青い海とに背を向けて、陸地を歩き始めて、
      長い歳月が経った・・・。


            ときどき、はっと振り返る


      
      青い空、
      青い海

      あれから、空のかなたにも、海の向こうにも、何度か行ったのに、
      やっぱり、ふりかえる。
      いつまでも、見つめている。

      あの向こうに、なにがあるのかしら。







      

            

      

台風のとき

2016年08月30日 | 自然



      台風情報は、子供の頃からあった。
      関西は、台風の通り道であったから、
      梅雨が終わって炎暑の夏が終わるころには、
      かならず、一度や二度台風が襲来する。

        

      台風が来るかどうかは、学校が休みになるかどうかなので、
      子どもたちは、何日も前から、生き生きと話題にした。

      インターネットはもちろん、電話さえすべての家にあるわけではないので、
      ちょうど、朝に襲来してくる台風に合わせて学校を休むべきかどうかは、
      学校に行ってみなければわからない。

      まあ、台風のピークはたいてい二時間もすれば通り過ぎるので、空模様を見ながら、
      行くべきか、止めるべきか、親と議論するこの朝もいつになく楽しかった。
      のんきな子供時代?、世の中全体がゆるゆるだった?

        ★★


      台風が午後から来るくらいのときは、学校に行った。
      学校で、授業打ち切りの発表があって、

      「皆さん。気を付けて帰ってください」と校内放送があったりする。
       屋根瓦が飛んでくるから、電柱が倒れてくるかもしれないから、
       マンホールがあふれるから、「気を付けて帰るように」と、
       同じ方向のものがグループを組まされて、並んで帰った。

       日ごろは嫌味な男の子でも、
       腕力のありそうな子は、そんなときなんとなく気負っていて、
       「俺のあとをついてこい」なんて言ってくれる。

       低学年の子なんか、「お姉さん。お兄さん」と頼ってくれる。
       それも案外、楽しかった。――のんき――

       だけど・・・すでに雨で陥没している道路があり、石垣が崩れていて、

       家に帰ったものの、瞬間風速60mかと思える時は、家が揺れた。

       雨戸を閉め、子どもは学用品を、親は貴重品を背負い、
       家の真ん中あたりにひとかたまりになっていた。

       いつもは外につながれている犬も玄関のたたきで、猫はおびえた目で窓際にいて、
       でも、二時間ほどたつと、たしかに風の音がおさまってくる。
       
       「あー、やっと行ったみたいね。ホンマ、戦争中の空襲みたい」
        母は、かならず、台風直撃と空襲とを結びつける。


        数年後には避難所になった小学校から、避難指示が出たその地域に、わざわざ帰っていて、
        けっこうみんな無事だったのは、不思議としか言いようがありませんね。

        ほんと、生きてきたのではなく、生かされてきたのですね。




             
       

      


お別れ会&誕生会

2016年08月29日 | 日記



      昨日、夕拝のあと、女性宣教師とのお別れパーティが開かれました。

      一年間、町田クリスチャンセンターで、奉仕して下さったアミ・ハヤシ先生です。

      日系三世とのことで、お顔は日本人ですが、言葉も感覚も完全にアメリカ人。

      一度、帰国されたあと、ふたたび来日されるかも知れませんが、一度お別れパーティです。




              

        


        

      
 ケーキに「お誕生日おめでとう」とあるのは、牧師の誕生日も祝われているからです。
 なぜか調達した人の名前が出ています。31アイスクリームのケーキは、
 ほんとうに絶品でした、「Fumi chan」はいつもおいしいスィーツをさがしてきます。


                      


               ちらしずしやピザ、サラダ、焼き鳥などもあったのに、なぜかスィーツしか写っていません。
                             あしからず。







            


いつまでも残るもの

2016年08月26日 | 聖書



         私のブログにリンクをして下さっている画家・安富信也画伯の

         第90回国展出品作品「ヨハネの黙示録」が、

         群馬県の共愛学園大礼拝堂に展示保存されることになりました。

                                感謝!!


               これまでの画伯の作品の展示収蔵先については、左のリンクから
               「安富信也のホームページ、光あれ」をご覧ください。




      
          おめでとうございます!     



          こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。
          その中で一番すぐれているのは愛です。  (新約聖書Ⅰコリント13章13節)




         



                     

Schubert - Ave Maria

2016年08月25日 | 季節


     まだ8月なのに、クリスマスのことが頭をよぎります。

         今年も、
         教会で、クリスマスを記念する
         美しく、きよらかなイブ礼拝がもてますように。

   

                



Schubert - Ave Maria