空仰ぐ 心たなびく 御国(みくに)まで
キリスト教では、「御国」「神の国」「天国」は、同じ意味です。
神が支配しておられる所という意味です。
それは、死んでから行くところではなく、今ここにもあるものです。
神を賛美し、感謝し、悔い改めて、ひざまずき、
御心(みこころ――神の願っておられること)を行う。
とはいえ、御心を行うのは、難しいですね。
厳しい修業をすることではないし、
良いことをして、ポイントを上げることでもないし、
社会的栄達や金銭をあきらめて、
世捨て人になることでもなさそうです。
しいて言えば、「自己中心」を捨てて「神中心」になることでしょうか。
神に自分を支配していただく、
これも難しいですね。自分を神と同等にしたいというこの「自己中心」は、
もう、私たちの血肉になっているのかと思えるほどです。
エデンの園で、エバに禁断の実を食べさせた悪魔はエバに言ったのです。
「あなたがたはそれを食べても死にません。
それを食べるとき、あなたがたの目が開け、神のようになり、善悪を知るようになることを
神は知っているのです。」(創世記3章5節)
★★★
神に支配していただくのを拒絶した時から、人の「苦しみと涙の生活」が始まりました。
しかし、この拒絶を撤回して、神のみもとに戻る道は開かれています。
もとより、「神の支配」は、あくまで神の支配です。
教会や、法王さまや、司祭や牧師や長老ではありません。
神の言葉だけを聞くのです。
そのために、キリスト者は、聖書を調べ、聖書を読みます。
正月や 冥土の旅の 一里塚
このような恐れは、聖書の神を信じる者には、無縁です。
御国(天国、神の国)は、だれでも、今すぐにも、入ることができるところです。
ぜひ、聖書をお読みください。教会へ行ってみてください。
★★★
今年もあとわずかになりました。
感謝!!!