ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

ひしがれた心

2019年06月25日 | 聖書



        人の心は病苦をも忍ぶ。
        しかし、ひしがれた心にだれが耐えるだろうか。(箴言18章14節)




               



 深くうなずいてしまいます。
 たくさんの方々が、病院で深刻な病と闘っています。人間は不治の病であっても、なんとか、治療して元気になりたいと願うのです。
 生きようと思うかぎり、大きな傷痕の残る手術も、副作用の強い抗がん剤やつらいリハビリにも、立ち向かえます。
 しかし、心がひしがれた瞬間、人間は耐えきれなくて、折れてしまうのではないでしょうか。
           


            箴言は旧約聖書の20番目に置かれた書物です。
            ことわざ、警句、人生の知恵を語っています。






誕生日プレゼント・『ナルニア国物語」

2019年06月22日 | 
 イギリスの友人に、「あなたの誕生日に、何が欲しいか知らせてほしい」と言われて、
 ナルニア国物語の本と答えたところ、ナルニア国物語全7冊が送られてきました。

 子供向けに書かれた作品だけあって、とても素直な英語で、これなら私の英語力でも、なんとか読了できるかもしれない。病気がちの友人が、わざわざネットから取り寄せて送って下さったのだから、好意を無にしないように!!

❀ ❀ ❀



               


C・S・ルイス
C. S. Lewis

誕生
クライブ・ステープルス・ルイス
Clive Staples Lewis
1898年11月29日
アントリム州ベルファスト(連合王国)

死没
1963年11月22日(64歳没)
オックスフォード(イギリス)

職業
小説家、英文学者、神学者

国籍
イギリス北アイルランドの旗 北アイルランド

ジャンル
ファンタジー、SF、児童文学、神学、中世ヨーロッパ

主題
キリスト教(聖公会)の信徒伝道者

代表作
『ナルニア国ものがたり』シリーズ
(1950年 - 1956年)
『キリスト教の精髄』(1952年)
『愛とアレゴリー』(1936年)
『悪魔の手紙』(1942年)
『別世界物語』シリーズ
(1938年 - 1945年)
『愛はあまりにも若く
プシュケーとその姉』(1956年)

主な受賞歴
カーネギー賞(1956年)
『さいごの戦い』



 

体験・最新のMRI

2019年06月20日 | 日記


 山形・新潟地震のニュースに見入ってから眠ったせいか、珍しく夜中に目が覚めた。
 なんとなく起き上がったつもりが、転んでしまい、したたか後頭部を打った、と思ったのだけれど、眠くてすぐ寝入ってしまった。
 はたして、朝起きてみると後頭部にこぶが出来ていてちょっと痛い。しかし、こぶになる打撲は案外大丈夫と聞いたことがある。
 気分も悪くないし、教会に行かなければならない日だったので、出かけた。
 午後、住まいの近くに戻ってきて、かかりつけのクリニックで、事情を話して診てくださいとお願いすると、首から上は専門病院に行ってくださいと言われた。

 脳神経クリニックと名のついた病院に、今日改めて出かけた。新規開院してまだ新しいクリニック。HPには、最新の設備と機器が備えられたクリニックと紹介があった。

 問診票の書き込みを見て、お医者様は、「とにかく、一度MRIで見ましょうか。年齢も●●だし。「まあ、音がうるさいんですが、はっきりした方がいいでしょう」と。
 「音がうるさいですが、」と、MRIの技師(というのでしょうか)も気の毒そうに言う。
 「20年ほど前に一度、経験がありますから、だいじょうぶです」

 ★★

 おどろいたのです。うるさいと言っても、うるささが全然違うのです。
 かつては、ほんとにめちゃめちゃうるさかった記憶があるのですが、

 今日のは、ちょっと物語な世界なのです。
 ガガガガッ、ビビビーッの後に、ピアノ曲。
 また、ガガガガッ。
 今度は、コンコンコンコンと頭の左上で、軽やかにくぎを打つ音、
 頭の真上で、グワーンと電気ドリルの音、またコンコンコンコン、グワーン!! 
 ピアノ曲。金槌、電気ドリル。
 コンコンコン、グワーン。ピアノ曲、
 ガガガガッ、コンコンコン、電気ドリル。

 私の頭の中を、断面画像にしているのだ。頭の中を輪切りにしていると、
 だんだん納得させられていくのです。
 「まあ、手慣れたものね。よろしくね」とお願いする気分になっている。

 こんなもの考え出すなんて、きっとゲームやアニメで、仮想空間を見慣れた世代の人たちだね。
 なんとなく、こっちもアニメの中にいるような・・。
 悪くない! 悪くない!
 ピアノのメロディは何なのだろう。

 ガガガガッ、グワ~グワ~、ガガガガッ、コンコンコンコン、グワーン。


 やがてベッドが動いて、
 「お疲れ様でした」
 「あれ。もう終わっちゃった・・・」
 たしか、15分ほどって言わなかったっけ。

 ★★

 まあ、打撲は頭の中には何の痕跡も残していなかった。
 モニターの画像を見て、自分の脳のスライスや血管を見て、
 いまのところは、手術を必要とするようなものがなかった、らしいこと。
 でも、毛細血管が、ほら・・と、先生は、画像を示し、

 「一年後に、予約をしておいてください。また、検査しましょう」
  と、追跡の必要を念押し。
  つまるところ、無罪放免ではなかったのですが、
  一件落着でした。
 
 
 

  
  


 

花を切る

2019年06月15日 | 思い出
       

        ブログの記事の整理をしていたら出てきました。ちょっとお気に入りの記事です。
        14年に書いたものです。



                



           ごめんなさい まだみずみずしい 葉をむしり 
                           瓶に合わせて 菊活ける幸(さち) 



          私の幸せって、こういう自分の「横暴」に支えられているんだよね、と、
         ちょっと切ないうれしさです。

         でも、食べ物も、着るものも、仕事も、お付き合いも、
         みんな、そういう交換があるような・・・。

         こんなセンチメンタリズムこそ傲慢かもしれません。

         神様は、すべてをご承知で
                      天地万物と、
                      そこで、生きる、すべてのものを
                      お造りになったはずですから。