国会議員と市会議員の不倫騒動の中で、
当事者の二人が、「一線を越えていない」と発言していた。
30歳代の元気盛りの男女、ひとりはバツイチで、もう一人は妻子もちで、
同じホテルで一夜を過ごした「証拠の写真」があって、
さらに、新幹線の中で、しどけなく眠りこけている間にも手を握っていて、
お互い相手に、「好意を持っている」と発言して、
このような場合の一線とは、どのような線なのかと話題になった。
『広辞苑』
一線を越える (いっせんをこえる)
現状を保つ限界を越えた行動をする。
それをすれば今までとは全く異なる状況となる行動を取る。
さすが、広辞苑ですね。よく定義しています。
お二人は、
「現状を保つ限界を越えていない」行動をしているつもりだったんですね。
でも、密会が公になったために、現状を保てなくなったのだから、やっぱり
「一線を越えた」のではないでしょうか。
また、ただの同僚、友人ではなくなっているようですから、
やっぱり一線を越えているのではないでしょうか。
★★
もっとも、ネットには、次のような解釈もありました。
「自分で「こうだ」と決めたラインを越えること」
自分でこうだと決めたラインが一線だったら、
殺人でもなんでもできてしまう。
まあ、むかしから、
「盗みはするが、強盗(人殺し)はしない。」とか、
「体は売るが、こころは売らない」とか、
金持ちから奪うが、貧乏人からは盗らない。
とか、それぞれのところに一線があったんだ!!!
として、
おふたりがいったい、何を一線だと言っているのか、
ますます巷をにぎわせているのは、彼らも想定外ではないでしょうか。