ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

猫の話

2017年02月09日 | ペット



     なんとなくクリックする回数が多いせいか、フェイスブックに毎日猫の画像が入ってくる。

     「いやされる」「胸キュン」「気持ちが通じた・・」
     「どっきり」「ほのぼの」「とてもすてきな」


      で、圧倒的に多いのは、

     「か~わいい!」

      でも、でも、でも、
      たくさんの犬猫を飼ってきた身としては、
      明らかにヤラセあり、
      キャプション勝ちあり、
      たしかに、気軽に写真が撮れるようになった今、シャッターチャンスしだいでは、
      とてもドラマチックに見える世界。

           
        拙著「秘密同盟」のメインキャラクター、赤カナリヤのピースケとセレブ猫のミルナ



      そうなんです。確かに、動物と子供には食われると演劇関係の方が言われるとおり、
      動物の写真は、興味が尽きないし、子猫はその中でもぴか一のスターです。

      でもね。次のようなことを言った有名人がいるのです。

       子猫の厄介なのは、やがておとなになることだ!

      残念ながら、今その出典をみつけることができません。
      でも、これは心しておくべきことですよ。
      「かわいい猫写真」の半分以上が子猫、次が母猫と子猫 次が若い猫。

      「かわいい」「かわいい」とやたらにはやして、
       ぬいぐるみがわりに猫を飼うのはやめましょう。

      猫は、食事もするし(排泄するし)、テーブルにも上がるし、外に出たがるし、ノミもつくし、病気にもなるし、
      ひとりで留守番させると機嫌を損ねるし、紙類は破るし、部屋の戸を開けても閉めないし。
      電話は盗み聞きしているし、
      ひょっとして、他でアルバイトをしているかもしれないし、
      
      これ以上言うのはやめますが、


      こんな名言を見つけました。

      (David Levy)
      ほうき星は猫に似ている。どちにも尻尾があり、自分の欲するままに行動する。






      




2015年06月17日 | ペット




        このブログにリンクして下さっている安富画伯のブログに、
        愛猫バるちゃんの絵が出ていました。


        もちろん、ご本人(?)に会ったことはあるのですが・・・、
        がぜん、私(たち)の猫について思い出したのです。


          


         四〇年以上も前の写真なので、モノクロです。

         白いのがミイ、子猫がちび太です。ミイはこの半年ほど前に迷い込んできた雄猫。
         ちび太は、まだ目も開かない時に、近くの広場に捨てられていました。
         三日間鳴きとおしていてやせ細り、家に連れ帰って量ると、50グラムでした。

         皿のミルクもうまく飲めず、すぐに死んでしまうかもしれないと思ったのですが、
         ミイが、ちび太のミルクだらけの口元や汚い手足をなめて面倒を見るのです。

         一週間もすると、よろよろした足取りで、私たちを追いかけまわします。、
         なかなか体重が増えず、
         踏み潰すのではないか、寝返りの時に下敷きにしてしまわないかと、
         決まった場所から出さないようにしていました。
         
         これで、三か月目くらいですから、やはり小さいですね。

         やがて、ミイを見習って、戸の開け方を覚え、どこでも自由に出入りし、
         コオロギをはじめとして、
         いろんな獲物を持ち帰るようになりました。

         忘れられないのは、この年の秋、毎日栗を咥えて帰ってきたことです。
         七個ほどたまったので、栗ご飯を作りました。

         ご主人の夕食を稼ぎ出してくれたという、
         この自慢話を、当時、聞かされなかった私たちの友人知人はいません!!
         
         
                ★   



         このツーショット写真は長い間壁に架けていたのですが、
         引っ越し後は本棚にしまいこんでいました。
         きょう出してみると、なんと、カビが生えているようでした。

           
         ちび太は、一九九一年十月、老衰で死にました。
         
         ちなみに、ちび太は女の子です。










         
         
         
         

        

        

ダイちゃん

2014年05月10日 | ペット


       



   猫の郵便屋さんのおかげで、知らない方と文通していたことがありました。
   半年ほどのあいだに、十数通の手紙が行き交ったのです。

   当時は、濡れ縁があるレトロな家に住んでおりました。
   戸は引き戸で、猫を飼っていたので、その出入りのために鍵をかけたことがありませんでした。
   ときどき、我が家の猫でないものが入り込んで、我が家の猫の餌を食べたりしていました。
   ダイちゃんも、そんな猫の一匹でした。

   ダイちゃんが手紙を運ぶようになったいきさつをある本に掲載させていただきました。
   「ペットへの感謝状」(現代書館)といいます。
   そこには、ペットと人との面白い話がたくさん掲載されていますが、
   去年出版社にお断りして、自分の分をブログに転載させていただきました。
   左にリンクしている「さとうまさこ現代小説集」のトップページにありますので、よろしければご覧ください。

   絵は、原稿とともに出版社にお渡ししたものです。
   じっさいには、プロのイラストレーターがカットを担当しておられたので採用されませんでした。
   たわいない小さな落書きですが、
   ダイちゃんがやってくるのを楽しみにしていた当時を思い出させるので、捨てることもできずにいます。

   むりにお見せしてしまいました。
   感謝です!!