猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

銀魂

2017-07-29 16:03:22 | 日記
日本映画「銀魂」を観にいった。
江戸時代末期、宇宙からやってきた"天人(あまんと)"の台頭と廃刀令により、侍は
衰退の一途をたどっていた。今や地球人と天人が共に暮らす、将軍おひざ元の江戸
・かぶき町。かつて攘夷志士として天人と最後まで戦い、"白夜叉"と恐れられた坂
田銀時(小栗旬)も、今は腰の刀を木刀に持ち替え、かぶき町の便利屋「万事屋 銀ち
ゃん」をのん気に営む日々。従業員の志村新八(菅田将暉)や居候の怪力美少女・神
楽(橋本環奈)といつものようにダラダラした日常を過ごしていた。そんな万事屋に
仕事の依頼が舞い込む。銀時のかつての同志であり、江戸で暗躍する攘夷志士の桂
小太郎(岡田将生)が謎の辻斬りの凶刀に倒れ、行方不明になったというのだ。小太
郎の相棒のエリザベスは、銀時らに桂を捜して欲しいと依頼する。また、鍛冶屋の
村田鉄矢(安田顕)・鉄子(早見あかり)兄妹からは、盗まれた妖刀・紅桜を取り戻し
て欲しいとの依頼を受けていた。双方の影にうごめくのは「人斬り似蔵」の異名を
持つ浪人・岡田似蔵(新井浩文)。そして、かつて銀時と共に攘夷志士として救国の
ために戦った高杉晋助(堂本剛)だった。

漫画原作の実写化である。私は原作を読んでいないので、少し下調べをして観にい
ったが、めちゃくちゃおもしろかった。抱腹絶倒とはこういうことを言うのだろう、
もう笑いっぱなし。原作を知らなくても充分楽しめる(「無限の住人」も漫画未読
でもとてもおもしろかったが)。とにかくセリフや小ネタが笑えてたまらないのだ。
キャストも豪華で、俳優たちが真顔でおかしなことを言っているのが爆笑ものであ
る。
桂小太郎の相棒?ペット?のエリザベスもオバケのQ太郎みたいでかわいかった。
この物語は江戸時代と現代が入り混じっている。登場人物は皆着物姿だが(Tシャツ
やスーツの人もいたけど)、テレビや携帯電話やコンピューターなどが普通に出て
くる。そういう世界観なのだ。SFアクション時代劇コメディ?という感じ。真選組
の副長・土方十四郎(柳楽優弥)のマヨラー、ヘビースモーカーぶりもおもしろかっ
たし、佐藤二朗の変態ぶり、長澤まさみ、中村勘九郎、皆笑えまくった。いつも思
うのだが菅田将暉って10代にしか見えない。物語の中でもガキとか坊ちゃんとか言
われてたし。
あまりにおもしろかったので漫画も読んでみたいのだが、巻数が多くてまだ連載中
なんだよね~(私の中では漫画をレンタルするという選択肢はない)。集めるとなる
と大変だなー。とりあえずDVDが出たらまた観たい。そういえば映画館は混み混み
だった。レディスデーに行ったのだが、夏休みで子供が多いということをすっかり
忘れていた、ボケた私だった。




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ハード・ブラッド

2017-07-27 23:54:23 | 日記
1992年の香港映画「ハード・ブラッド」。
恩師に再会するために香港から渡米してきた青年ウォン(ジェット・リー)。彼は、
何者かが恩師を襲い重傷を負わせたことを知る。彼は調査を開始。犯人は弟子の1
人でアメリカ人のジョニーであることを突き止めるが、ジョニーの真の目的は全
米の格闘技界を自ら支配することにあった。

たまに観たくなるジェット・リーのアクション映画。ストーリーは良くも悪くも
「あ~香港のアクション映画だな~」という感じなのだが、単純だけど楽しめる。
ウォンはロスに着いてすぐに3人の男たちに荷物を盗まれるが、すごい根性と気迫
と身体能力を駆使して取り返す。驚いた男たちはウォンに「弟子にしてくれ」と
頼むが、ウォンは断る。それでもこの男たち、ウォンの行くところに付いて回り、
勝手に弟子気分になって、ウォンもそれで助かったりする。いかにもバカそうな
男たちなのだが、あまりの気の変わりように笑ってしまう。
ジョニーは本当に憎々しい仇役で、すごく強い。ラストではウォンとジョニーが
ジャッキー映画ばりの大掛かりなアクションを見せる。それにしても第2のヒロイ
ン(?)のアメリカ人女性は何だったのだろう。あの人登場する必要あったのかな。
アメリカ人なのに中国語も広東語もペラペラな男がいたり、結構めちゃくちゃで
ある。でもジェット・リー様の華麗なアクションを堪能できただけでも幸せ。若
いジェット・リーがかっこよくて、かわいい。

関係ないがうちの近くのパチンコ店が閉店したようである。いつも駐車場は満杯
だったけど、売り上げが良くなかったのだろうか?ま、どうでもいいし、パチン
コ店はなくなる方が日本人のためにはいいことだが。




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2017-07-22 11:06:43 | 日記
2001年のイギリス映画「穴」。
イギリスの名門パブリック・スクールから、4人の生徒が忽然と姿を消した。騒然と
なる警察とマスコミ。18日後、その中からリズ(ソーラ・バーチ)だけがボロボロの
姿で戻ってくる。彼女は事件について語り始める。リズは、学園の人気者であるマ
イク(デズモンド・ハリントン)とジェフ(ローレンス・フォックス)、美少女フラン
キー(キーラ・ナイトレイ)の4人で、地理の研究旅行をさぼって週末を楽しく過ごそ
うと、第二次世界大戦時の防空壕の穴に入った。リズにとっては片思いの相手であ
るマイクと親しくなるチャンスだった。しかし3日後、扉の鍵を外しにくるはずだっ
たマーティン(ダニエル・ブロックルバンク)が現れない。完全に閉じ込められた4人
は、パニックになり、リズ以外の3人は次々に死んでしまう。

イギリスの高校を舞台にしたミステリーである。原作小説がとても人気があるそう
だ。物語は、薄汚れて憔悴しきった姿のリズが町で助けを求めるところから始まる。
彼女は落ち着くと、精神科の女医にビデオカメラの前で何があったかを話すことに
なった。同級生の4人は、地理の研究旅行の間、防空壕に入って楽しく過ごそうと計
画していた。防空壕にはいろんな設備が整っており、3日くらいなら楽しくやれそう
だった。ところが3日目に鍵を開けてくれる約束をしていた秀才のマーティンがやっ
てこない。防空壕から出るすべもなく、4人はパニックになり疲労していく。そして
1人また1人と命を落としていった。警察はマーティンを取り調べるが、彼はそんな
約束はしていないと言う。警察は疑ったままだったが取りあえずマーティンは釈放
される。
リズの話は本当なのか?マーティンは嘘をついているのか?次第に明らかになって
いく真相。じっくり観るタイプの映画で、おもしろかった。学園の人気者マイクが
ちっともハンサムじゃないのがおかしかった。どうしてあれでモテるの?それはと
もかくとして、アメリカのミステリー映画とは違う雰囲気に惹き込まれた。ソーラ・
バーチは苦手なのだが、熱演だった。ラストの展開には驚かされる。あ~こういう
結末なんだ、と思った。見応えがあったし、おもしろかったのだが、後味が悪く、
何度も観たくなる映画ではないなあ。




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夏休みの予定は?

2017-07-20 02:33:20 | 日記
お題に参加しております。
夏休みの予定、ないですねえ。というかいつもお休みみたいなものなので特に夏休み
という程のものは何も…(羨ましいと思われましたかそこのアナタ!?)
いつものように漫画を読んで、いつものように映画を観て、いつものようにパソコン
いじって、いつものように猫まみれになって…そんなとこです。私は365日ほぼ同じ
ことしてますから(笑)
あ、希望は海外旅行に行くことです!行きたい国や地域がたくさんあるんですが、貧
乏なのでいつになることやら…今世で行けなかったら来世に賭けます(笑)




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台北ストーリー

2017-07-15 23:36:32 | 日記
1985年の台湾映画「台北ストーリー」を観にいった。
台北市内のガランとしたマンションの空き家を訪れる男女2人。女は、ステレオを
あそこに、テレビはここに、と夢を膨らませている。男は気のない様子でバッティ
ングの素振りのフォームをしながら「内装に金がかかりそうだ」、「私、今度昇進
するから大丈夫」。女はアジン(ツァイ・チン)、不動産会社で働くキャリアウーマ
ンだ。男はアリョン(ホウ・シャオシェン)、少年時代はリトルリーグのエースとし
て将来を嘱望されていたが、今は稼業を継ぎ、布地問屋を営んでいる。2人は幼な
じみ。過去にはそれぞれ色々とあったようだが、なんとなく付き合いが続いている。
順調に思えたアジンの人生だったが、突然勤めていた会社が買収され解雇されてし
まう。居場所を見失ったアジンは、アリョンの義理の兄を頼ってアメリカに移住し
新たな生活を築こうと、アリョンに提案する。しかしアリョンにはなかなか踏ん切
りがつけられない。

エドワード・ヤン監督作品。ホウ・シャオシェン監督が主演・脚本・製作に参加し
ている。80年代の台湾のノスタルジーが感じられる映画である。雑多な感じの街を
バイクで疾走していく若者たち。ネオン。富士FILMの大きな看板。日本人が見ても
懐かしい感じがする。アジンとアリョンは長年なんとなく付き合っている関係であ
る。でも一緒に暮らしてもいいと思っている。だがアジンには男の影、アリョンに
は女の影もちらついている。
アジンの父親は商売下手で、アジンはいつも父親に苛ついている。だが父親が背負
った借金の肩代わりを、アリョンはしてやろうとし、そんなアリョンの古風な考え
にアジンはまた苛つく。女の方が現実的なのだ。キャリアウーマンだったアジンは
無職になってしまった。それならいっそ結婚してアメリカへ行こうとアリョンに言
うが、アリョンは結婚にはけじめが必要だと言う。アリョンの言うけじめとは何な
のか。地元には少年野球の仲間もいるし稼業もあるアリョンは、今一つ煮え切らな
い。そして言い争いをしてしまった2人には、悲劇が待っていた。
エドワード・ヤンとホウ・シャオシェンは年齢も同じで、親友で、台湾ニューシネ
マの波は彼らから始まったと言われる。エドワード・ヤンが若死にしてしまったの
はとても残念なことだが、ホウ・シャオシェンにはこれからもいい映画を作っても
らいたいものだ。

良かったらこちらもどうぞ。エドワード・ヤン監督作品です。
「牯嶺街少年殺人事件」
「恐怖分子」




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