猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

夏が好き?冬が好き?

2018-01-27 02:11:24 | 日記
久しぶりにお題に参加しております。
夏が好きか、冬が好きか。そりゃーもちろん冬でございます。寒いのが好きな訳では
ございません。暑いのが大っ嫌いなんです。ただでさえ暑い日本の夏が年々暑くなっ
ていってるようで、本当にきついです。だいぶ前ですが熱中症になりかけたことがあ
り、命の危険を感じました。
最近日本全体が大変寒く、それはそれで困りものですが、やっぱり暑いよりマシです
…こんなに暑さに弱いのに暑い地域に住んでいるので、たまりませ~ん。夏涼しい国
に移住したいです。北欧とか( ̄▽ ̄)

猫は寒さに弱いですね。でも暑いのもきつそうですよ、被毛がありますからね。夏は
床に寝っ転がってダラ~ッとしています。






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ストーミー・ナイト

2018-01-24 21:58:02 | 日記
1999年のインド映画「ストーミー・ナイト」。

嵐の夜、大きな屋敷で留守番をしている1人の若く美しい女性(ウルミラー・マートー
ンガル)が、テレビのニュースで逃走中の凶悪殺人鬼のことを知る。その殺人鬼は、人
の家に上がり込み、殺人を犯しているという。1人で怯えているところに、突然ビジ
ネスマン風の男(マノージ・バージパイ)がチャイムを鳴らす。誰かを訪ねてきたらし
いが、この家にそんな人はいない。それでも帰らず雨宿りを懇願する男を、彼女は追
い返そうとするが、男のしつこさに負けて家に入れてしまう。だが、男の挙動不審な
態度を見て、殺人鬼はこの男だと確信する。そこにまた、警官だと名乗るが、いかに
も凶悪犯らしい男(スシャント・クマール)が現れる。どちらも信用できず女性は怯え
る。

インドのサスペンス映画。インド映画を観たのは初めてである。インド映画というと
歌ったり踊ったりしているイメージがあるが、こういう映画も作っているんだなあ。
嵐の夜、大きな一軒家、登場人物は3人だけ。不気味なシチュエーションの密室サス
ペンスでなかなかおもしろかった。
1人で留守番をしている若い女性。電話で母親に早く帰ってきて欲しいと話している。
そこへ何者かがチャイムを鳴らす。玄関のドアの覗き窓から見ると、スーツを着た中
年の男が立っている。彼は「○○さんはいますか」と聞くが、女性は「そんな人はう
ちにはいない。帰って」と答える。ところがこの男、なかなか帰ろうとしない。電話
を貸してくれだの、寒いから雨宿りをさせてくれだの、腹が減っただの、何度も引き
返してきては何とか家に入れてもらおうとする。女性はその度に驚いて不審に思いな
がらも、男のあまりのしつこさに負けて家に入れてしまう。だが女性は家に入れたこ
とをすぐに後悔することになる。男の様子はおかしく、ニュースで言っていた連続殺
人犯ではないかと思い、怯える。そこにもう1人の男がやってくる。
男たちは何者なのか。どちらかが殺人鬼なのか。嘘をついているのはどちらか。恐怖
に追い詰められていく女性を見ていてハラハラした。特に先にやってきたスーツの男
のしつこさは怖い程だ。そんな男家に入れたらダメよ、と思いながらも、あれだけし
つこいと私でもつい入れてしまうかも…と思う。3人の男女の腹の探り合いの描写が
秀逸だった。
アメリカのB級サスペンス映画のような雰囲気だったが、それよりおもしろかったか
も。意外な掘り出し物である。



コメダ珈琲の期間限定のショコラ・ノワール。おいしかったです






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4ケ月、3週と2日

2018-01-19 18:16:22 | 日記
2007年のルーマニア映画「4ケ月、3週と2日」。

チャウシェスク独裁政権末期のルーマニア。女子大学オティリア(アナマリア・マリンカ)は
望まない妊娠をしたルームメイトのガビツァ(ローラ・ヴァシリウ)から、違法中絶の手助け
を頼まれる。手術当日、オティリアは恋人からお金を借り、それを持ってガビツァが手配し
たホテルへ向かうが、次々と思わぬ問題が発生し、違法手術を行ってくれる約束のベベ(ヴ
ラド・イヴァノフ)を怒らせてしまう。

第60回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、他にもいくつもの映画賞を受賞した作
品である。ルーマニア映画を観たのは初めてだが、ものすごくおもしろかった。
舞台がチャウシェスク政権下なせいか、終始暗い雰囲気で物語は進んでいく。当時チャウシ
ェスク大統領はルーマニアの人口を増やすために堕胎を法律で禁じていた。ところが女子大
生のガビツァは望まない妊娠をしてしまう。そこでルームメイトのオティリアに泣きついた。
オティリアは友人のために秘密裏に奔走するのだが、肝心のガビツァは自分本位で他力本願
で、観ていると本当に腹が立つ女なのである。困っているのは自分なのに、勝手に(手違い
なのか?)ホテルを変更してオティリアを戸惑わせたり、用意するべき物を持ってきていな
かったり、妊娠週数をベベに嘘を言っていたり、とにかく他人任せでどうにかなると思って
いるのだ。オティリア、あんな子のために苦労しなくていいのに、と思った。
中絶も、あんなやり方なんだ、と観ていて胸が悪くなる感じだった。ホテルの部屋でこっそ
りやるのだから、もちろん病院のやり方とは違う。このシーンは女性なら辛く感じるだろう。
いろんなアクシデントに見舞われ疲れているオティリアが、ガビツァを心配して部屋に電話
をしてもガビツァは出ないし、本当に人騒がせで考えの甘い女だ。そして激動の1日は終わ
る。ラストシーンも好きだ。すごく私の好みのタイプの映画で、DVDを買いたいと思った。
パルム・ドールは伊達じゃない。










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ジェーン・ドウの解剖

2018-01-17 12:07:49 | 日記
2016年のアメリカ映画「ジェーン・ドウの解剖」。

バージニア州の田舎町で息子のオースティン(エミール・ハーシュ)と共に遺体安置所
と火葬場を経営し、検死官も務めるトミー(ブライアン・コックス)の元にある夜、保
安官から緊急の検死依頼が入る。一家3人が惨殺された家の地下から発見された身元
不明の女性の死体、通称「ジェーン・ドウ」の検死をして欲しいというものであった。
トミーとオースティンは検死解剖を始めるが、2人は様々な怪奇現象に襲われ、やが
て遺体に隠されたある事実が判明する。

「ジェーン・ドウ」とは身元不明の女性につける名前である。男性だと「ジョン・ド
ウ」となる。そのジェーン・ドウを解剖したために恐ろしい目に遭う検死官親子の物
語である。殺人現場の家の地下から発見された女性の死体。外傷は見られず、一見し
て何故死んだのかわからない死体だった。それを保安官に頼まれてトミーとオーステ
ィンの親子が検死することになる。死体は若く美しい女性だった。だが、検死を進め
ていくうちに奇妙な点に気づく。骨格に対してウエストが細すぎるのだ。トミーは長
い間コルセットで締め上げていたからではないか、と言い、オースティンは今何世紀
だよ、と返す。そのうち2人に様々な怪奇現象が起きる。そしてそれはジェーン・ド
ウを解剖したせいだと気づく。
親子がジェーン・ドウを解剖していく過程でいろんなことがわかっていくのが興味深
くおもしろかった。にわかには信じられない話だが、その目で見てしまった以上信じ
るしかない親子。そして更なる恐怖と不幸が彼らを襲う。こういうオーソドックスな
オカルト・ホラーはやっぱりアメリカ映画はうまいな、と思った。全編ずっと緊張感
が続き、飽きさせない。大体、死体安置所が舞台という点で充分気味が悪いではない
か。時々響くラジオの音声にビクッとなった。このラジオの音声も物語の上で大きな
ポイントとなっている。
ちょっとわからないところもあったが、おもしろかった。エミール・ハーシュ、大人
になったなあ。




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ロング・エンゲージメント

2018-01-13 01:38:56 | 日記
2004年のフランス映画「ロング・エンゲージメント」。

第1次世界大戦下のフランス。フランス軍の5人の兵士が軍務を逃れるために故意に
自傷したとして、死刑を宣告される。5人はフランスとドイツの中間地帯に追い出
され、死に直面する。5人は全員戦闘に巻き込まれて死んだと見なされたが、兵士
の1人マネク(ギャスパー・ウリエル)の婚約者マチルド(オドレイ・トトゥ)は希望
を捨てず、その戦場で実際に何が起きたのかを調査し始める。

戦時下を舞台にしたラブストーリー。第1次世界大戦なのがよりロマンチックに感
じる。戦闘のシーンはロマンチックなんて言ってられず、観ていて辛かったのだが。
マチルドとマネクは幼なじみで婚約者である。マネクが戦争に行き、マチルドは不
安な気持ちで彼の帰りを待っていた。そこへ届いたマネクの戦死の知らせ。だが遺
体と対面していないマチルドには信じられない。マチルドはマネクが絶対に生きて
いると信じ、両親の反対を押し切って弁護士や探偵に依頼し、マネクの消息を調べ
る。死刑を宣告された5人の兵士のうち、生き延びた1人の兵士にも会い、マネクに
ついての話を聞く。
人はここまで1人の人を愛し続けられるものだろうか、と思った。物語の中でどれ
くらいの年月が経っているのかわからないが、遺体を見ていない以上信じられない
のも無理はないのかもしれない。それにしてもマチルドの行動力には驚かされる。
マチルドは一途にマネクを愛するが、ちょっと小賢しいところもある俗物的な女性
として描かれているのもおもしろい。そこまでマチルドに感情移入できないのがま
たいいのだ。
フランス語が堪能なジョディ・フォスターが出演している。彼女や、マリオン・コ
ティヤールのエピソードは悲しい。特にマリオン・コティヤールについては壮絶で
ある。少し気になったのが、オドレイ・トトゥとギャスパー・ウリエルが恋人同士
に見えないこと。オドレイ・トトゥの方がだいぶ年上に見えて(実際にそうである)
恋人というよりは姉弟みたいに見えてしまう。どちらかの俳優の年代に合わせた配
役にした方が良かったのではないか、と思った。ラストは完全なハッピーエンドで
はない。やはり戦争は不幸しか生み出さないのだと改めて感じた。



何なの何なの。一昨日から最高気温が3℃とか2℃とか。雪も降ったし、寒かった~
(*_*)来週は暖かめらしいけど、この寒暖の差が結構キツい💧

ベルもヒーターの前で丸くなっています。







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