猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

コーポ・ア・コーポ

2023-11-28 22:00:44 | 日記
2023年の日本映画「コーポ・ア・コーポ」を観に行った。

大阪の下町にある安アパート「コーポ」には、家族のしがらみから
逃げてきた辰巳ユリ(馬場ふみか)、複雑な過去を背負い女性に貢が
せて生計を立てている中条紘(東出昌大)、女性への愛情表現が不器
用な日雇い労働者の石田鉄平(倉悠貴)、人当たりはいいが部屋で怪
しげな商売を営んでいる初老の宮地友三(笹野高史)ら、様々な事情
を抱える人たちが暮らしている。ある日、同じくコーポの住人であ
る山口という男が首を吊って死んでいるのを宮地が発見する。似た
ような境遇で暮らす人間の死を目の当たりにした住人たちは、それ
ぞれの人生を思い返していく。

岩浪れんじ氏の漫画の実写化。スカジャン姿で自転車に乗る辰巳ユ
リが、とある安アパートに帰ってくる。そこは、住人たちがゆるー
くつながりながら暮らす「コーポ」。ここがまるで漫画「めぞん一
刻」に登場する一刻館のようなアパートで、トイレ・洗面所は共同、
風呂なしというボロアパートである。だが、個性豊かな住人同士が
顔を合わせる度に何かと声を掛け合っている。宮地友三が「管理人
さんが家賃回収に来よるで~」「取り立てやで~」と皆に声をかけ
て回ると、すかさず住人たちが外に飛び出していく(サラ金じゃあ
るまいし)。宮地は外にいたユリを見つけて「ユリちゃん、山口さ
ん死によった」と告げる。
首吊り自殺をした山口を皆で引っ張り下ろし、宮地は救急車と間違
って警察に電話してしまう。中条紘は「警察が来るなら私はちょっ
と」と言って姿を消す。後に拾ってきた家電で埋め尽くされた山口
の部屋から、それぞれが欲しいものを持っていく。このコーポには
山口を含め6人の住人がいるようだ。物語は章仕立てになっており、
ユリ、石田、中条、宮地のそれぞれの生活が描かれる。
ユリは母親との確執のせいで家を出ているようだ。居酒屋でバイト
をしていると言っているが、働いているシーンはない。いつもスカ
ジャンにダボッとしたジーンズ姿でふらっと自転車に乗って出かけ
ている。石田は建設現場で日雇いの仕事をしているが、短気なとこ
ろがあり、部屋に彼女を連れ込んでは暴力を振るうこともある。で
も根は優しい青年だ。中条はいつもスーツをきちっと着こなし、髪
を整えてパトロンから金をもらっている。中条だけが標準語で話す。
宮地は部屋でストリップまがいのことをして日銭を稼いでいる。ス
トリップを見に来た男子中学生(高校生?よくわからない)のエピソ
ードは悲しかった。
特に何も事件は起こらない。最初の方で山口が自殺するくらいだ。
石田は「昨日山口さん、俺んとこに金借りに来たけど、断ってしも
た。なんぼかでも貸しとったら、山口さん死なんで済んだやろか」
と気に病むが、皆はそんなに気にするなと慰める。山口はどうやら
全員のところに金を借りに行ったようだ。本当にゆるーい映画であ
る。中条はいつもスーツで決めて、それなりに女性に貢がせている
ようだが、何故こんなアパートに住んでいるのかわからない。
ほのぼのとした映画、というのとはちょっと違う。全編にユーモア
とペーソスが溢れている。いつも自分のタバコと人のタバコを交換
してもらいたがるおばちゃんは、少し頭がおかしいか弱いかのどち
らかだろう。ユリの母親はあまりユリに関心がないように見えるが、
実は心配しているというシーンは良かった。ユリがそれを知ってに
んまりしているシーンも。メインの4人の演技は良かった。特に東
出昌大と笹野高史の雰囲気やしゃべり方はおもしろかった。何も起
きない映画だが、退屈することなく観られた。コーポの住人たちの
アイドル猫が、我が家の長女猫に似ていてかわいかった。



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亜人

2023-11-23 21:55:07 | 日記
2017年の日本映画「亜人」。

2017年、東京。研修医の永井圭(佐藤健)は、交通事故で死亡した
直後に生き返ったのをきっかけに、絶対に死なない新人類「亜人」
であることが発覚する。亜人研究施設に監禁されて非人道的な実験
のモルモットにされた圭は、同じく亜人の男・佐藤(綾野剛)によっ
て救われるが、佐藤は国家転覆を狙い大量虐殺を繰り返すテロリス
トだった。同じ亜人として佐藤の思想に共感できない圭は、亜人と
人類の壮絶な戦いに身を投じていく。

桜井画門氏の漫画を実写化したSFアクション。研修医の永井圭は
ある日トラックとぶつかり死亡する。ところが圭の体から黒い霧の
ようなものが出始め、やがて圭の体は復活する。その様子を見てい
た者たちは「亜人だ」と言ってざわつく。亜人とは絶対に死なない
新人類で、日本で発見されたのは3体目だとニュースで報じられる。
圭は厚生労働省の亜人研究施設に連れていかれ、亜人の体の仕組み
がどうなっているのかを調べるための研究材料にされ、非人道的な
実験を受ける。実験の指揮を取るのは厚生労働省の戸崎優(玉山鉄
二)だった。
圭は3日監禁されたところで同じ亜人の男・佐藤と田中功次(城田
優)に救出される。佐藤は日本最初の亜人であり、20年もの間人体
実験を受け続けていたのだった。田中も2年間監禁され実験の対象
にされており、2人とも人間を憎んでいた。佐藤は圭に対して共闘
を申し出るが、圭はそれを断り1人で施設から逃亡する。圭を仲間
に引き入れることには失敗したが、佐藤はマスコミを通じて人間に
対して宣戦布告をする。
佐藤は20年間も実験され続けていたのだから、そりゃ人間を憎む
だろうな、と思った。毎日毎日射殺されたり腕を切断されたり。
亜人は死んでも再生、蘇生するが、痛みは感じるのだ。どれほど辛
かっただろうと思う。そして亜人は自分の分身のようなものを出す
ことができる。黒い包帯に包まれたミイラのようなもので、それは
発生主の言うことを聞く。圭はそれを「黒い幽霊」と呼んでいた。
人間を虐殺する佐藤のやり方に賛同できない圭は、戸崎に共闘を申
し出る。その代わり自分に新しい身分を与えて欲しいと頼む。
アクションシーンがすごい。画面が目まぐるしく動き、迫力がある。
綾野剛ってあんなにマッチョなんだなと思った。ただ人があまりに
も殺されるのでそれは観ていて辛かった。テロリストになった亜人
と人間の戦いなんて非現実的だが、なかなかおもしろかった。圭と
佐藤、死なない男と死なない男の対決はどうなるのだろうかと思っ
ていたが、なるほど、と思えるところに着地した。でも本当の正義
は何なのかな、という思いも残った。ともあれ佐藤健、玉山鉄二、
城田優とイケメンが多いし、アクションは良かったし、原作は読ん
でいないがなかなか良かったと思う。


ノエル、ごろんごろん

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正欲

2023-11-17 22:30:08 | 日記
2023年の日本映画「正欲」を観に行った。

横浜地方検察庁の検事である寺井啓喜(稲垣吾郎)は、小4の息子が
不登校になり、教育方針を巡って妻と度々衝突している。広島のシ
ョッピングモールで販売員として働く桐生夏月(新垣結衣)は、実家
暮らしで代わり映えのしない日々を送っている。ある日、中学の時
に横浜に転校していった佐々木佳道(磯村勇斗)が地元に戻ってきた
ことを知る。大学のダンスサークルに所属し、準ミスターに選ばれ
るほどの容姿を持つ諸橋大也(佐藤寛太)。学園祭でダイバーシティ
をテーマにしたイベントで、大也が所属するダンスサークルの出演
を計画した神戸八重子(東野絢香)はそんな大也を気にしていた。様
々に異なる背景を持つこの5人だが、少しずつ彼らの関係は交差し
ていく。

朝井リョウ氏の小説の映画化。メインの登場人物は5人で、群像劇
という感じ。横浜の検事の寺井啓喜は小4の息子が不登校になり、
同じ年の不登校YouTuberに憧れている。同じように動画配信をや
ってみたいという息子を巡って、妻と意見が対立している。広島の
ショッピングモールで働く桐生夏月は実家暮らしで退屈な毎日に閉
塞感を抱えている。ある日、中学の時横浜に転校した同級生の佐々
木佳道が地元に戻ってきたことを知る。
女子大生の神戸八重子は学園祭の実行委員を務めており、昨年まで
行われていたミス・ミスターコンテストの代わりに、多様性を称え
るダイバーシティフェスの開催を計画していた。ダンスサークルに
所属する諸橋大也は昨年の準ミスター受賞者だった。八重子は過去
のトラウマから男性恐怖症だが、大也だけは何故か平気だ。ダンス
の練習に励む大也から目が離せず、そんな八重子の気持ちに大也も
気づいていく。
ある日、啓喜は事務官から、現在扱っている案件に類似した過去の
事件として、男が蛇口を盗み捕まった事件があると聞かされる。当
時の新聞記事には男が「水を出しっ放しにするのが嬉しかったと供
述している」と書かれており、事務官に「バカなの?」と尋ねる。
事務官は「色んな性癖やフェチの人がいるようですよ」と答える。
その時扱っていた案件は4度目の万引きで逮捕された女の事件で、
同じ店で万引きをし、3回までは店長が警察には届けずに我慢した
が、4回目で店長はとうとう通報したのだった。女はぺこぺこと謝
っていたが、「フェチか何か知らないけど盗みはダメでしょう」と
啓喜はイラつく。
この映画には水がよく登場する。夏月と佳道はいわゆる水フェチで、
中学生の時そのことで心が通じ合った気がしていた。2人は再会を
喜ぶ。大也は八重子だけでなく誰にも心を開かず、自分の話をして
きた八重子に「同情して欲しいの?」と冷たい言葉を投げかける。
色んな人が登場する映画である。「多様性」という言葉を最近よく
聞くが、私は多様性というのはよくわからない。むしろ興味がない。
私にとって多様性はどうでもいいことだ。ゲイもいいだろう。男性
恐怖症もいいだろう。水フェチもまあいいだろう(理解はできない
が)。でもよそ様の水道を壊すのは犯罪だ。そして小児性愛(それも
幼い男の子)や児童買春はアウトで、完全に犯罪である。小児性愛
のシーンに目を背けたくなった観客は多いのではないだろうか。
私もその1人だ。
啓喜は息子が不登校YouTuberになることに反対し、普通の人生を
歩んで欲しいと思っているが、妻は違う。息子が同じ年のインフル
エンサーに憧れても、「ああいう子たちは詐欺師って言うんだよ」
と言う。しかし妻と息子は納得できない。妻は、息子が動画配信を
するようになってから明るくなったと喜ぶのだ。この件に関しては
私は啓喜に賛成する。不登校、義務教育を受けないことはいいこと
なのか?妻と息子の言い分はそう聞こえるのだ。だが人間、教育は
必要だと思う。勉強して損することは何もないと思う。妻と息子は
「学校に行けてない」と言うが、行けてないのではなく自分の意志
で「行かない」のだ。妻と息子はそれをわかっているのだろうか、
と思った。
啓喜が息子に言った「逃げ癖がつくと辛いよ」という言葉が真理だ
と思った。啓喜は検事で、いわゆるエリートだ。だから余計そんな
ふうに思うのだろう。配信をやめてしまえと言う啓喜に妻は猛反発
し、息子は「お母さんをいじめるな」と言う。このシーンは啓喜の
気持ちを思うと辛かった。やっぱり子供は母親を庇うものだろうか。
そして夏月は代わり映えのしない退屈な毎日を送っているからとい
って、何をあんなにイライラしているのだろうと思った。30歳く
らいの設定だが、年齢の割に幼稚だと思った。啓喜以外の誰にも共
感できなかったが、おもしろかった。稲垣吾郎の演技はとても良か
ったと思う。こういう物語を書く朝井リョウはすごいと思った。



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左利きの女

2023-11-12 21:45:59 | 日記
1977年の西ドイツ映画「左利きの女」。

専業主婦として暮らすマリアンネ(エディット・クレヴァー)は、北欧
出張から帰ってきたばかりの夫ブルーノ(ブルーノ・ガンツ)に突然別
れを告げる。8歳の息子シュテファン(マルクス・ミューライゼン)を
1人で育てることを決意した彼女は、かつて働いていた出版社を頼っ
て自宅でフランス語の翻訳の仕事を始めるが、なかなか思い通りにい
かない。

名匠ヴィム・ヴェンダースが製作、ヴェンダース監督作の脚本でも知
られるオーストリアの作家ペーター・ハントケが、自身の小説を基に
初監督を務めた人間ドラマ。専業主婦のマリアンネは、北欧での長期
出張から帰ってくる夫ブルーノを迎えに空港へ行く。夫婦は再会を喜
び合い、レストランでディナーを食べる。機嫌のいいブルーノはその
ままホテルに泊まろうと言い出す。一夜明けて帰宅すると、息子のシ
ュテファンがブルーノに飛びつき、お土産に喜ぶ。だがマリアンネは
ブルーノに離婚したいと告げる。
いかにもヨーロッパ映画らしい、画面が暗くて(古い映画だからなの
かもしれないが)登場人物1人1人の心情がわかりにくい映画だ。でも
私は最初から惹き込まれた。映像がいい。美しいというのとは違うが、
街並みがとても魅力的。結局マリアンネとブルーノは離婚するのだが、
そこに至るまでの夫婦のやり取りや口論のようなものが一切描かれて
おらず、いつの間にか離婚している。ブルーノは息子のことを考えて
家をマリアンネに譲り、自分が出ていく。
マリアンネは昔勤めていた出版社のツテでフランス語の翻訳の仕事を
得る。その出版社の社長がマリアンネの家を訪ねてくるシーンは印象
的だ。黄色いチューリップの花束を持ってくるが、薄暗い部屋に黄色
のチューリップが映える。シュテファンと3人でシャンパンで乾杯す
るが、ドイツは子供がお酒を飲んでいいのかな、と思った。在宅で仕
事を始めるマリアンネだが、なかなか思うように進まない。シュテフ
ァンが友達を連れてきて遊ぶから、うるさいのだ。ブルーノも度々訪
れてきては復縁を迫るし、マリアンネは追い込まれていく。
そもそもマリアンネが何故離婚したいと思ったのか、明確に描かれて
いない。専業主婦に飽きて、自分で子供を養いたいと思ったのだろう
か。ブルーノは「息子がかわいそうだと思わないのか」と言う。私は
ヘンリク・イプセンの「人形の家」のノラを思い浮かべたのだが、ノ
ラの場合夫と決別するはっきりとした理由があった。しかしマリアン
ネにはそれが感じられない。夫に家も譲ってもらって、離婚しても恵
まれているというか、好きにやれば、という気持ちになる。
今ひとつ背景がわからない映画ではあったが、やっぱりドイツ映画は
おもしろいと思った。ラストシーンで字幕が出てくる。「ここにいる
ことができるのに、居場所がないなどとは、思うべきではない」とい
った感じの文章だが、とても深い言葉だと思った。



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ワン・モア・ライフ!

2023-11-07 22:22:02 | 日記
2019年のイタリア映画「ワン・モア・ライフ!」。

シチリア島パレルモで暮らすパオロ(ピエルフランチェスコ・ディリ
ベルト)は、いつも通る交差点で交通事故に遭ってしまう。死の瞬間、
彼の脳裏によぎったのは愛する妻や子供たちの姿ではなく、恋人に告
げられた深すぎる言葉や、客待ちタクシーの列の先頭はどうなってい
るのかなど、他愛のないことばかり。パオロは予想以上に短い寿命に
納得できず天国の入り口で役人(レナート・カルペンティエリ)に猛抗
議すると計算違いがあったことが発覚し、92分間だけ寿命を延長し
てもらえることに。監視役の役人と共に地上に戻った彼は、これまで
の自分勝手な生き方を改め、限られた時間の中で家族との絆を取り戻
そうとする。

イタリアで大ヒットを記録したコメディ。中年男性パオロはいつも通
りにバイクで信号を無視して交差点を渡ろうとしたところで事故に遭
って死ぬ。予想外の若すぎる死に、パオロが天国の入り口で役人に猛
抗議すると、パオロがいつもスムージーを飲んでいたことが死の日時
を決める計算の入力データに入っていなかったことが発覚し、92分
間だけ寿命が延ばされることになる。いつ死ぬかという基準に、どれ
だけ健康に気を遣っていたかが反映されるのはおもしろい。
そして天国の入り口が役所みたいでとてもおもしろい。カウンターの
向こうには制服を着た役人がいて、死んだ人たちがたくさん騒めいて
いる。まるで本物の役所みたい。「聖☆おにいさん」を思い出して、
笑えた。こうしてパオロは天国の役人に見守られながら、愛する家族
と最期の時間を過ごそうとやっきになる。しかし妻も娘も息子も「今
日のパパは変」と思われてしまう。物語はパオロの回想シーンと現在
のシーンが交差しながら進行していく。
パオロは女好きで浮気ばかりしていて、妻にバレてもやめない。妻も
諦めているのか何も言わない。子供たちもパオロが家事も育児も協力
しないことに呆れており、娘は携帯電話でパオロを着信拒否にしてい
る。息子からは「パパはいてもいなくても一緒」と言われてしまう。
それでも必死に妻子への愛を示そうとしてパオロは努力し、子供たち
の気持ちも柔らかくなっていく。
しかし帰宅したパオロに妻が泣きながら言う。「警察から電話があっ
て、あなたが事故で死んだから身元確認に来てくださいっていうのよ。
夫はついさっきまで私と一緒にいて元気ですって言ったの。どういう
こと!?」と、動揺しているのを見て、パオロは本当のことを話さな
ければならないと覚悟する。浮気者で身勝手なパオロに感情移入はで
きないが、愛とは何か、家族とは何か、を描いた本作は考えさせられ
る感じで良かった。ラストはちょっとご都合主義な気はするけど。フ
ランスやイタリアのコメディ映画はおもしろい。


明後日11月9日はベルの20歳の誕生日でした。あと2ヵ月だったのに、
20歳になって欲しかったなあ…猫又になって欲しかったなあ…ベル、
天国でみんなと仲良く暮らしているかな…





聖☆おにいさん




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